1年2組からのトピック


「みんなだいすき」

 入学式のあと教室で読み聞かせに選んだ本の内容は、ちょっと面白く、次の展開を思うとワクワクどきどきする絵本。そう、小学校には「どきどき」「わくわく」するものがいっぱいです。子どもたちは様々な「どきどき」「わくわく」に出会います。お友だちできるかな?授業ってなに?教室を移動するって?持って行くものは?勉強って?宿題!楽しみはおいしい給食!
 1年2組の子どもたちは総合でヒマワリやイネ、カブトムシなどを育てながらいろいろな「こと」に出会いました。ヒマワリの芽が折れてしまわないように雨の日に傘をさして守り、ヤギやヒツジにヒマワリの芽が食べられてしまい悲しむ友だちに代わりの苗をもってきて植えました。バケツでイネを育てようと、クラス全員で協力して重い土の袋を運んで事前に調べた土の配合をし、よく混ぜて無事植え付けました。そしてある日の朝は学校へ登校したらカブトムシが脱走していて、教室で網を使ってカブトムシたちを捕まえました。なんと次の日まで脱走して隠れていたカブトムシも!毎日「びっくりすること」が起きても、みんなで知恵を出し合い気持ちを寄せて、「みんなだいすきだから、何とかしよう!」の気持ちで乗り越えてきました。
 そのような1年2組のみんなは7月半ばに子ヒツジを迎えました。輸送のトラックから出てきた子ヒツジは怖がり、大きな声で鳴いたり立ち止まって動かなくなったり、走ろうとしたり。ヒツジってこんな暴れん坊?!そんな時は、落ち着いて調べてきたことを思い出して、子どもたちと子ヒツジの気持ちを考えてみました。「歩きやすいように道を作ってあげよう」「(周りに)立たないで座ってみよう、ヒツジはさびしがりやだから」「同じ声で鳴いてみよう」そのうちに子ヒツジも落ちつき、小屋へ案内することができました。ここからはじまる子ヒツジ「あいちゃん」と2学期どんな生活がまっているのか、「みんなだいすき」の気持ちで向き合っていきます。