![]()
「みんなだいすき」


七月から育て始めたやぎのサランちゃんは、にくぜんの下にこぶがあり少しずつ大きくなってきています。福田牧場の福田さんからは、「こぶがどれだけ大きくなったら心配なのかは分からないが、毎日よく健康を見て元気がなくなったらすぐに連絡してね。」と教えてもらいました。休み時間の小屋掃除とお散歩も頑張りながら、体重を毎月量ったり、毎日のうんちを一粒ずつ拾って変化がないか確認したりと健康チェックも子どもたちの手で欠かさず行ってきました。そんな中、一年生の秋祭りのお店を話し合う際に「サランちゃんの健康が心配でご飯をたくさん食べてほしいということがお客さんにも伝わるように、サランちゃんごはん玉入れをしたい」という思いが生まれていきました。ダンボールで作ったサランちゃんにみかんやナスなどのボールを投げ入れます。秋祭り後も、お家から野菜を持ってきたり、みかんの皮を持ってきたり、サランちゃんの健康を願ってともに活動を続けています。
この二学期、サランちゃんの他にもう一つの「いのち」に出会いました。ヤモリのちょろろです。九月に動物小屋で見つけたヤモリをどうしても育てたいということで、準備もお世話も全て自分たちでやることを約束に教室に迎え入れました。休み時間になると、子どもたちはちょろろのエサとなる蜘蛛を学校中に探しに出かけ、捕まえてきます。どんどんと愛着が湧いていました。そんな中、11月も半ばを過ぎたころ、いつもちょろろのお世話を頑張っていた1人の子がみんなに「ちょろろを逃がさないか。」と提案をしました。冬が近づき蜘蛛が少なくなってきていること、冬眠をするには教室は暖かすぎることから、寂しいがちょろろの幸せを願うと逃がしたいとのことでした。ずっとちょろろと一緒にいたい思いとちょろろの幸せを考えて逃がしたい思いが一人ひとりの中でぶつかります。最終的には、ちょろろは逃がしてあげることにしました。ちょろろの歌を歌い、みんなでちょろろの絵を描いてお別れしました。「いのち」と触れ合う経験は、時に気持ちが揺さぶられながらも多くのことを教えてくれます。