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「お米づくり(仮)」







暑さが続く夏休み。当番を決めて毎日二人ずつ田んぼのお手入れと水やりをしました。稲が大きく成長するのも夏です。夏休みに入ってすぐ、当番の子たちが田んぼの変化に気がつきました。なんと穂が出ているのです。自分たちの努力が形になろうとしている何よりの証拠でもありました。その後も稲は順調に成長し、夏休みが終わるころには籾が茶色く色づき始め、重さで垂れてくるようになりました。
9月の新学期が始まってすぐ、子どもたちはすずめの対策に網をはります。網の張り方も子どもたちで考えます。支柱が網を貫いてしまわないようにペットボトルをさしてひっかかるように工夫をしました。収穫まであと少しです。穂の色づき具合をよく見て収穫の時期をみんなで慎重に話し合いました。
そして、10月の中旬に差し掛かったころ、ついに努力の結晶を収穫するときが来ました。自分たちのはさみで一束ずつ「チョキン」。収穫したお米は紐でまとめて稲架がけをします。オープンスペースに三角コーンとバーを使って稲架をつくり、逆さにして干しました。子どもたちにとっても、苦労して育てたお米は一つ一つが輝いて見えていたことでしょう。以下は、ある児童の日記に綴られた文章です。
「あんなにどろんこになって虫をたいじして、やだなぁと思う時もあったけれど、助け合ってできたお米は、神ぴ的だったし、感動したし、こんなに同じお米でもちがうと分かりました。しゅうかくでお米の総合はおしまいではありません。田んぼのしょりや、干した後どうするか、どうやって食べるかなど考える事は山積みです。」
この日記にあるように、もちろん収穫がゴールではありません。ホカホカのご飯がお茶碗に盛られるまでには、まだまだ苦労が続きます。まずは脱穀、それからもみすり、精米…。子どもたちは一粒一粒丁寧に籾を剥いてお米粒を取り出していきます。やがて、子どもたちの中で、効率よく上手に剥ける方法が見つかっていきました。色々な方法を試して良いやり方を見つけていく。総合の大きな醍醐味の一つです。そして学校の地下室を見ていると、なんと精米機を発見。試しに玄米の状態のお米を入れて作動させると、スーパーに並んでいるような見慣れたお米の姿が顔を出しました。お米を食べられる日も近づいてきています。