1年1組からのトピック


「みんなだいすき」

 カリタス小学校に入学して、子どもたちはたくさんの「いのち」に出会い、考えてきました。20匹ものアゲハ蝶を幼虫から育てたり、畑を耕してひまわりやさつまいもを植えたり、お家の人に自分が赤ちゃんだった時のことや生まれる前のことを聞いてきたり、移動動物園でたくさんの動物たちと触れ合ったり。もっといえば、友だちとの出会いや先生たちとの出会いも、「いのち」に出会ったということです。その一つひとつを丁寧に丁寧にみんなで経験してきました。時には、アゲハ蝶がなくなってしまったり、さつまいもが大きく育たなかったりと、順調にいかないこともありましたが、それも「いのち」を考える機会となりました。
 そんな経験の先に、一学期の最後にはやぎの「サランちゃん」を迎えました。韓国語で「愛」という意味のサランから名前をとり、みんなに愛される子になってほしいという願いを込めました。毎日、お散歩に小屋掃除に、自分たちがサランちゃんのお父さんお母さんとして頑張っています。また、2組、3組にやって来た羊たちに怖がってごはんを十分に食べることができないサランちゃんのことを心配して、サランちゃんが健康に育つようみんなで考え、夏休みはお部屋を別々にし、毎日自作の健康チェック表で健康観察をすることになりました。やぎの「サランちゃん」とともに育っていく子どもたちが二学期も楽しみです。