4年2組からのトピック


「よろこびあふれる つるしびな」

 夏休み中に、伊豆の稲取などの「つるしびな」の本場に行き、「つるしびな」を作る体験をしてきた子どもたちの発表やその作品を見て、皆が驚きました。「えーこんなに上手に作れるの」「自分一人で作ったの。どうやって作ったの」と次々に質問が出ました。つるしびな教室の先生に教えてもらい、お母さんにも手伝ってもらいながら作り上げたと聞き納得する子どもたち。いつか自分達だけで上手に作る願いをもちました。
 そして、いよいよ布を使って作り始めましたが、上手くいきません。家庭科の授業は5年生からで、玉結びや玉どめもわからない子が多くいました。手芸クラブの子が教えてくれるのですが、縫い方のコツがなかなか伝わりません。そこで、家庭科の先生に来てもらって、糸を針に通す方法や針の使い方、はさみの使い方などの基礎をしっかりと教えてもらいました。すると、ひとつ、またひとつと作品が完成し始めました。でも、「あれ、綿が中から出てきちゃった」「縫った糸が丸見えで格好悪い」と満足できる作品ではありませんでした。
 その後、参観日や授業に来てくれたお母さん方にコツを教えてもらいながら、徐々に満足できる作品が出来てきました。
 12月になり、きれいに作れる子も出てきました。でも担任が「吊すにはいくつのかざりが必要なの」と聞いてみたところ「最低でも9個。奇数なんだよ」と返事が返ってきました。「わー、大変。9個か。まだまだだね」「でも9個じゃさびしいかも」「出来れば2つ。対で作れたら良いな」など様々な意見が出されました。
 現在、同じものや似ているものを作っている人のグループで、相談しながら活動しています。すると徐々にですが作るペースが上がってきたように思います。
 3月3日に作り上げてひな祭りのお祝いをするのが最終目標です。