「あずま屋〜みんなが憩える場所〜」
2学期に入りましたが、「これから大きな家を建てるのは無理だろう」と教頭から待ったがかかりました。さあどうしよう…そこで皆から出されたのが「あずま屋」でした。早速ネットや近くの公園へ行って調べてくれた子がたくさんいました。これなら柱と屋根をつくれば何とかなりそうです。
そこで、あずま屋の模型を各自で作りました。でも、あれれ?敷地の広さを決めたのになぜか形や大きさが違います。そう、模型への縮尺という概念が不足していました。実際の縮尺を用いて模型を作ったTくんやMさんの作品を見ると、ずいぶん広そうです。
その頃、「いよいよ具体的に動き出さないと間に合わないよ」というクラスの声を受けて、総合委員さんが役割分担を決めました。設計係と資料係は、ちょうど4畳分の広さ(2.7m×1.8m)は良いのではないかと決定しました。柱は1本では倒れやすいので、間に板を固定してそれをベンチの背もたれにすると一石二鳥になるのではないかと考えました。地面の凸凹は粘土で埋めたら良いのではないかと実験もしました。屋根の形は片切り型。屋根材はポリカ製の透明波形。調達係は学校内にあった、廃材を片っ端から探し出し、使えそうなもののリストを作成しました。11月には学内の松の木を切るというので、柱として8本分もらいました。
2学期末。まだ一本も柱は建っていません。3学期に入ってからみんなで一致団結して、皆が憩えるあずま屋を建てます!