「ひかりはかぞく」
3学期に入って多摩川探検に2度行きました。1月は極寒の冬だからこそ、動植物は影を潜めていました。全体が茶色っぽい真冬の風景に一瞬たじろいだ子どもたちでしたが、気を取り直して秘密基地づくりを始めると、たちまち身体のなかは温まります。葦や枝、或いは枯れた葉を編んでみるみるうちに大きくなっていきました。みんなで創るとアイデアがいっぱいです。
3月になるとその続きを立派にしていったのです。また、互いの“新居”を訪ねあう光景も見られるようになって、建物の大きさのみならず協働する子どもたちの規模も広がりつつあります。沼では蛙の卵がいっぱい見つかりました。学校の池に入れて、4月に新しい1年生がオタマジャクシを獲る姿を思い描いています。
秋以降に飲料のケースを集め始めた子どもたちは、それを上に積み上げることに着手しました。ひかりだけではなく3組のとわちゃんも遊べるように複数の登り口を探っていたのです。約束通り、3月13日に山羊のひかりを牧場に返しました。牧場主の福田さんに来年度もひかりを貸していただく約束を交わした子どもたちは、惜別の涙もありましたが新たな出逢いを心待ちにして2年生になる始業式の日を心待ちにしています。