「アンサンブル 〜幸せの音色〜」
クリスマスに「鳴らない鐘」の舞台を作り上げたことが大きな自信となって、子どもたちは「次もぜひ劇をやってみたい」と言っていました。「アンサンブルだから音楽もやりたい」という発言もあり、それなら総合芸術である音楽劇「魔笛」にチャレンジしようということになりました。モーツァルトの3時間の大作を大胆にカット編集しました。それでも、やはりモーツァルトの音楽の素晴らしさは充分に感じられるものとなりました。18人の役設定でダブルキャストを組み、インフルエンザで欠席が多くてなかなか思うように進まない中、一人一人ができる限りのことをしてがんばりました。それぞれの役作り、音楽、歌(アリアとアンサンブル)の練習などなど。毎日毎日待ったなしの真剣勝負だったと思います。当日は本当に素晴らしい舞台になりました。力強く、美しい子どもたちの姿に感動したという声を沢山いただきました。公演終了後も、子どもたちは歌を口ずさみ、台詞を語っています。みんなの心に、一人では絶対に得られない達成感と充実感と満足感を得たことでしょう。この経験をこれからの総合に活かしていってほしいです。また、土鈴作りは今回、半磁器粘土で作りました。ピンポン球で空洞をつくる方法で作りました。色がポップでかわいい土鈴ができあがりました。1年間で4回も土鈴にチャレンジして、うまくいったところ、いかなかったところいろいろありましたが、だんだん音が出る土鈴を作れるようになりました。この試行錯誤の中での様々な発見も、次の総合の学びにつながっていくと思っています。