「最高の総合にしよう!」
〜最高の総合にしよう!〜
社会で梨のことをやっていると、「梨を総合にすればいいんじゃない?」という声があり、ここから3年3組の「総合」がスタートしました。本格的な話し合いが始まると、「百人一首」「ダンゴムシ」「砂金」「工作」「多摩川(化石・梨)」などいろいろなテーマが出てきました。「おもしろそう」「楽しそう」そういった声があがり、総合への期待も高まりましたが、まず問題になったのが「どうやって決めるの?」ということです。2年生まで総合でいろいろな話し合いをしてきていますが、総合のテーマを自分たちで出し合い、本格的に話し合って決めるのは3年生が初めてです。子どもたちは、どう話し合えばいいか、ということから考えました。
〜次に向けての話し合い〜
まず、最初に行なったのはそれぞれのグループでの発表です。各チームがテーマ毎に調べ、発表します。しかし、いざ発表になると、なかなかうまく発表することができませんでした。そこで、次回からは「発表の練習も含めて話し合いの時間」としてみんなで頑張りました。
すると、どのチームもスムーズに発表を行ない、調べたことを伝えることができました。砂金は何でとれるのか。百人一首の楽しさは何か。なぜ好きか、などどのテーマも聞き応えのある発表をすることができました。1週間ほどの出来事ですが、子どもたちの適応力の凄さを垣間見ることができました。
みんなで良い発表ができたという充実感はありました。そして、どのテーマにも「取り組めばおもしろそう」という期待が膨らみました。しかし、どのテーマも良いことが分かって、どうやって決めればよいのか、さらに迷うことになりました…。
そこで、どうやって決めるのかをクラスで話し合いました。「多数決」「話し合い」「合わせる」「他のクラスの決め方を聞いてみる」などの意見が出ましたが、話し合いを進めていくうちに、「人数が少ないチームもいるから、多数決はかわいそう」「多数決にしても、もう少し話し合いをしっかりしてから多数決にした方がいい」という意見にまとまりました。こうして、大変だけれども「話し合う」ことが決定しました。