「おつけもの」
各県のお漬け物
二学期の最初に、夏休みの自由研究で漬け物について調べてきた子どもたちが発表しました。各県にはいろいろな漬け物があることがわかり、クラスでも調べてみることにしました。
ぬか漬け作りに挑戦
次に、自分たちはどんな漬け物に取り組むのかについて、話し合いました。ぬか漬け、たくあん、キムチ、味噌漬け、べったら漬け・・・などいろいろ出されましたが、最初は一学期から一部の人が始めていたぬか漬けに挑戦することになりました。ぬか床の分量や風味材(昆布や唐辛子、他)などはそれぞれが調べ、準備して取り組みました。材料や漬ける野菜、それぞれ人の手についている「常在菌」やぬかの置かれている環境によっても発酵や味が変わってくると言われているので、どんなぬか漬けができるか楽しみでした。最初の頃は加減がわからず、漬けすぎてものすごくしょっぱくなったり、浅すぎて何もぬか漬けの味がしなかったり・・・と試行錯誤の連続でしたが、次第に野菜それぞれのベストな漬け時間が違うことも少しずつわかってきました。
また、日々の忙しさにぬか床をかき混ぜることを忘れてしまうこともあり、ぬかの表面にうっすらカビが繁殖しているグループやぬか床がシンナーのような臭いを発するぬか床も出てきてしまいました。いろいろな失敗を繰り返し、たまには皆で試食会を開きながら、それぞれが美味しいぬか漬けを目指して取り組んできました。手でかき混ぜてお世話をする大変さを知るとともに、自分のぬか床を育て、風味のある美味しいぬか漬けに今後も挑戦していきます。
漬け物用の野菜を育てたい
また、10月頃より自分達で作った野菜で漬け物を作りたいと、畑を耕し、その畑とプランターで大根、ミニカブ、ニンジンなどの野菜を育ててきました。12月最後の授業でプランターのミニカブを収穫し、塩漬け、酢漬けにして味わいました。そのカブの新鮮で甘いこと・・・「美味しい!」と声が上がりました。