「だいすき」
ホイップ、ココア、メルルとの暮らしは子どもたちの生活の一部になってきました。
深まる絆は子どもたちの作品にも映し出されていきます。
指絵の具で動物の姿を表現した際は、画用紙の中央から腕を回転させ命の塊がうねりのように広がっていきました。指の動きの大きさが三頭への思いの深さなのでしょう。
また、先学期から話題になっていた動物たちを寒さから守るための具体的な動きに転じたのです。杉の板に羊や山羊の絵や表札を表現して小屋の周りのフェンスに吊しました。
動物はいったん牧場へお返ししました。牧場主の福田さんにお願いをして快諾を得たのです。春の再会を首を長くして待っているのでしょう。
極寒の庭を吹き抜ける北風を防ぎたいという願いはゆっくりと形になっていたのです。
3学期は学習発表会があり、自分の言葉で今までの足跡を語りました。
川の探検にも出かけて、春の足音を肌で感じることができた学年末でした。
子どもたちは4月に上級生の仲間入りをします。