「ミニ 折り紙会館」
○出会いから気づいたこと
尾崎さんという方から学校に贈られた1000枚以上の作品を各クラスに配るボランティアをしているうちに、子どもたちはその作品すべてが一寸の違いもなく全く同じに丁寧に折られていること、その作品の多さから尾崎さん一枚一枚心を込めて折ってくださっていることに気づきました。
卒業生の菊田君が総合のテーマが折り紙と聞いて、折り紙を長年の趣味としていらっしゃるお父様の作品を持って来て、さらに、お父様とZoomでお会いできるよう段取りをとってくれました。自分たちがまだたどり着けなかった折り方について質問ができたことで、紙の材質についても関心をもちました。何より「僕に何かできることはないかな」といって、教室に来てくれた卒業生の行動は、自分たちが目指す目標とする姿だと感じました。
○折り紙の心
一枚の紙に気持ちを込めて折ることで伝えられるものがあることが折り紙の素晴らしさだと気づいた子どもたちは、この1年に身に着けた学びを「誰かのために役立てたい」と考えるようになりました。そして、考えたのが、6年生へカリタスの制服を折ってプレゼントすることでした。「カリタスの思い出を大切にしてください」それが、卒業する6年生へ贈る言葉でした。