4年1組からのトピック


「ミニ 折り紙会館」

○出会いから気づいたこと
尾崎さんという方から学校に贈られた1000枚以上の作品を各クラスに配るボランティアをしているうちに、子どもたちはその作品すべてが一寸の違いもなく全く同じに丁寧に折られていること、その作品の多さから尾崎さん一枚一枚心を込めて折ってくださっていることに気づきました。
卒業生の菊田君が総合のテーマが折り紙と聞いて、折り紙を長年の趣味としていらっしゃるお父様の作品を持って来て、さらに、お父様とZoomでお会いできるよう段取りをとってくれました。自分たちがまだたどり着けなかった折り方について質問ができたことで、紙の材質についても関心をもちました。何より「僕に何かできることはないかな」といって、教室に来てくれた卒業生の行動は、自分たちが目指す目標とする姿だと感じました。

○折り紙の心
一枚の紙に気持ちを込めて折ることで伝えられるものがあることが折り紙の素晴らしさだと気づいた子どもたちは、この1年に身に着けた学びを「誰かのために役立てたい」と考えるようになりました。そして、考えたのが、6年生へカリタスの制服を折ってプレゼントすることでした。「カリタスの思い出を大切にしてください」それが、卒業する6年生へ贈る言葉でした。

4年1組からのトピック


「ミニ 折り紙会館」

今年は、コロナの影響で学校に登校できず、一学期はzoomでの授業が行われました。子どもたちは、家庭で過ごしていたので、zoomでの朝の会は子どもたちの交流の役割もしていました。朝の会での情報交換の時に、折り紙をしている子が意外と多く、互いの作品を披露する場となっていきました。自然とその作品に興味を持ち、「教えてもらいたい。」「私も折りたい。」という声が上がってきました。そして、「先生、総合の時間も作ってください。」という希望の声が強くなり、とりあえず、昼食後の昼休み時間やいわゆる放課後時間にみんなで折り紙をする時間を作ることになりました。教える担当になった子どもは、事前にみんなに伝わりやすいように練習をしたり、段取りを考えたり、画面の位置を工夫するなど、YouTubeさながらで手際よく教えていました。できた作品は、ロイロノートにアップしてみんなの作品を見る機会も作ってきました。ロイロノートには、総合のフォルダも作り折り紙以外の考えや実際やってみた感想などが寄せられました。
 二学期になり登校が再開され、改めて総合について話合いを行いました。自分たちが何を目指したいのかを考えました。「みんな協力できるもの」、「みんなで話し合って一つのものを完成させたい」と、子どもたちの様子から、「また、学校に登校できなくなったとしても友だちとつながっていたい。みんなと総合をしたい」という気持ちを強く感じました。そして、ある程度の距離(ソーシャルディスタンス)をとりながら探究できるものとして、日本の伝統的な遊びである折り紙ならみんなの願いを叶えられるのではないかと、最終的に全員一致で折り紙に決まっていきました。
 二学期は、季節の折り紙を折りました。ある方へお礼の気持ちを贈りたいと、クリスマスカードを作りました。三学期は、モザイクアート、立体折り紙に挑戦したいという声があります。また、話し合っていきます。