4年3組からのトピック


「作ろう! 世界に1つのマスク」

3学期の初めには、まず学習発表会でどんなことを発表したいか計画を立てました。今まで作ってきたマスクの作りのすべて…ぬい方の練習のこと…刺し子のこと…。他にも最新マスク事情や布マスクと不織布マスクの違いなども調べて紹介したいとたくさん案が出ました。

次に、第3号マスクにとりかかることにしました。今度はあこがれの立体マスク!!布は低学年の時に飼っていたヤギ柄かひつじ柄!!自分で寸法を測ってチャコペンで印をつけて、布を切ることからスタート。途中でちょこちょこアイロンをかけなくてはなりません。分からないところは教え合い、確認しながら進めました。最後の仕上げでマスクの上下を縫うときは、ミシンを使いました。最初は家でやったことがある子たちが学校のミシンに慣れて…次に初めての子がやるときは一対一で教え、見守ることにしました。マスクの進度も様々…手縫いする子とミシンをかける子…アイロンも使いたい…学年担任の先生にも手伝ってもらいましたが、到底手も目も足りず…。友だちと確認しながら進めたり、教え合ったりすることでみんなが順調に完成させていきました。

布マスクと不織布マスクの違いを実験で確かめるには??アイロンで霧を吹きかけて反対側のお習字ボードにしみがつくか??なかなかうまくいきませんでした。アイロンと布を固定して、距離を一定にする…アイロンの押し方、回数を同じにする…布や不織布はピンとはる…加湿器や掃除機を使えないか??いろいろ改善案を考えましたが、その後は時間の都合で実験はできませんでした。

学習発表会では3人チームで1人5分くらいの発表内容を考えました。時間が余りすぎないように…画面の向こうの人に見やすく、伝わるように…一生懸命準備し、ドキドキ、バクバクしながら発表しました。友だちや他の学年の子どもたち、家の方から感想や質問をもらって、自分の言葉で語ることができてやりきった感を味わいました。

学習発表会後は、振り返りをして…その後家族や親戚の方にプレゼントする第4号マスクに取りかかりました。第4号では、すべての工程をミシンで…再利用のノーズワイヤーを入れた子もいました。6台のミシンを使って、ちょっと縫っては交代してアイロンをかけ…みんなで進度を見ながら、譲り合って使いました。すべてミシンで作ると思いのほか早く仕上げることができたので、残りの布を使って第5号マスクとして、1人一つ先生方のためのマスクも作りました。ポケットあり立体マスクにして、ポケットの中にフィルターを入れるタイプにした子もいました。両方とも折り紙のバラやお手紙をつけてラッピングして、無事プレゼントすることができました。修了式にはたくさんの先生方が私たちの作った『世界に一つのマスク』をつけて下さっていて、うれしかったです。

はじめに計画していたように、たくさんのマスクを作って寄付することや、オーダーを聞いてサイズを合わせて仕立てるマスクやさんのような活動まではいけませんでしたが、全員が手縫いもミシンもマスターして、立体マスクも手早く作れるまでになりました!
クラスの友だちと教え会いながら作ったマスクには、心もパワーもこもっていて、つけるとなんだか力がわいて、ほっこり安心できるような気がします。早くマスクをしないでもいい生活に戻りたいですが、それまでみんなと作ったマスクでがんばります。

4年3組からのトピック


「作ろう! 世界に1つのマスク」

 1学期には、ズームの授業やロイロノートで「こんな総合やってみたい」というものを出し合い、フリートークを繰り返してきました。その時提案されていたのは、お料理、折り紙、植物から服を作る、劇、人形劇、パズル、アニメ、マスク、コマどりなど48種類!!
 2学期が始まってから、心配な点を質問したり、いいと思うところを出したりして徐々にしぼっていって…最終的にマスク作りに決定しました。

 活動がスタートして…まずは玉結びや玉どめ、波ぬい、そして本返し縫いや半返し縫いを練習していきました。以前の総合で慣れている子もいれば、ほとんど初めてという子も…。近くの友だちに教えてもらいながら真剣に練習しました。

 第1号マスクは…クラスの色・ブルーの『簡単マスク』。縫うのは2カ所だけでしたが、みんなおそろいのマスクができあがったときは、飛び跳ねて見せに行くほどうれしかったです。

 その後、刺し子のコースターに挑戦し、縫い目をそろえてまっすぐ縫うこと、玉どめをしないで縫い始め、縫い終わりなどを練習しました。ここでも先に進んでいる子が先生になって、かがり方やアイロンのかけ方を教えました。

 2学期最後は、第2号のマスクに取りかかりました。黄色か緑で裏地は白…1号より少しだけむずかしい簡単マスクです。2学期最後の総合の時間に完成した子が半数くらい…。3学期はスピードアップして、もっとたくさんのマスク、難しいマスクに挑戦していきます。誰かのために私たちの思いを込めたマスクを贈りたい!!と思っています。