6年2組からのトピック


「見立ての世界」

3学期も「見立てる」ことに苦しみ、悩みました。見立てには本当に豊かな想像力が必要です。しかし、田中さんの作品を参考にしながら、同じ素材を使っても違う建物に見立てたりして、少しずつ自分たちのオリジナルの見立てが入れられるようになりました。ホチキスの針で作ったフジテレビのビルや納豆パックの国会議事堂、コーヒークリームで表現した浜辺のテトラポット、三角定規を家に見立てた団地、コーヒーフィルターで作ったテントやヨット、ファスナーがぴったりとはまったジェットコースターのレール等々、062の自信作も生まれてきました。
6つのエリアに分かれて作っていたものを、最後にすべてつなげて街を完成させ、そこにプラレールで見立てた川を、山から海へと流しました。その川の存在が、バラバラだった各エリアを一つの街としてより強くつなげてくれ、一体感が生まれてきました。
学習発表会では、見に来てくれた低学年の子が「ずっとここにいたい。」「このまちに、入ってみたい。」と喜んでくれ、5年生は「6年生のレベル、やばいですね。」とほめてくれました。見てくれた人に、外に出ること、旅に出ること、の楽しさを少し味わってもらえたのではないかな?6年2組の願いが叶ってうれしい時間になりました。
見立てることに取り組んで、一つのものを別の見方で見ると全く違うものに見えることの深さ、おもしろさを学ぶことができました。

6年2組からのトピック


「見立ての世界」

ミニチュア作家の田中達也さんの作品のように、身近にある文房具や生活用品を別のものに見立てながら、ミニチュアの街を作っています。田中さんの作品には、「えー、これがこんなものに置き換えられるのか?!」と驚いたり、「なるほどねえ。」と感心したりで、その発想の豊かさ、視点のユニークさに本当に驚かされます。私たちもそのような作品を目指して、想像力を豊かに働かせて見立てようと努めていますが、これがなかなか難しい……。
しかし、「見立て」がないと、ただの工作になってしまうので、やはりそこは6年生らしく難しいことはやりがいがあると考えて、みんなで持ち寄った材料や100均ショップの素材とにらめっこしながら、アイディアを出し合って取り組んでいます。
また、細かい作業はとても時間がかかり、思うようにははかどらないことも悩みの種です。
今年は新型コロナウィルス感染拡大のため、どこにも行けずにステイホームを余儀なくされた私たちですが、こんな所に行きたいな、こんなところで遊びたいという思いを、せめてミニチュアの世界で叶えられるように、見てくださる方が楽しめるような街作りをめざして3学期も励みます。