ビオトープを命の場所にもどそう
ビオトープの黄しょうぶがなくなり、すっきりしてくると休み時間にたくさんの子が遊びに行くようになりました。地形や庭石を利用しながらの鬼ごっこはアスレチックみたいで面白い!と人気になっていました。そして、このままビオトープを遊び場にしたいな・・・という声がちらほら聞こえてくるようになりました。
「ビオトープを遊び場にするのか、いのちの場所にするのかきちんと決めたい」という声から三学期の総合が始まりました。一ヶ月以上、真剣に話し合いました。そして、「人がいないビオトープはつまらない。でも、生き物を捕らない、植物を守る、というようなある程度の制限は必要」という意見に全員が賛成し、「いのちの場所にもどす」ことが改めて決まりました。
同時に、きれいなお水を入れるため、ビオトープの防水シートを貼り替えることにしました。古い防水シートを取り除き、大きな石を外に出したり、底にたまっていた泥を取り除いたりと3学期も泥んこになりながら力仕事に一生懸命でした。
最後に排水の邪魔になっていた木をのこぎりで切り、すっかりきれいになったところで今年度の活動は終了となりました。
防水シートを貼り直し、今年中にお水を入れて命の場所にすることはかないませんでした。“造園業者さんにお願いする”という選択肢も考えましたが、「これまで全部自分たちの手でやってきたのだから、最後まで自分たちがやりたい」、「三年生になってもやる」という頼もしい子どもたちです。