2年3組からのトピック


みんなでチャレンジ! みんなとジャンプ!!~しろちゃんといつもいっしょ~

☆やぎのしろちゃんの遊び場作り
12月の終わりには、少しずつ形になっていた遊び場…。のびあがる台、坂道、フラフープ、丸太の道、すのこベッド、すのこと6つのグループに分かれて製作に励みました、
釘を力一杯打っているとずれてしまう…丸太の切り口を平らにしたいけれど、芯のあたりはかたくてなかか切れない…すのこの板の位置がすぐずれてしまう…竹になかなか穴が開かない…寸法通りに切ったのに合わない…板がまっすぐ切れない…竹とフラフープがうまく立たない…と悩みも様々。毎時間すべてのグループを見に行くこともできず、何時間も途方に暮れたまま放っておかれるということもしばしばでした。それでもなんとか自分たちで解決するために相談したり、工夫をしたり…少しずつ、少しずつできあがりが見えてきました。
そして…2月の学習発表会前にはほぼできあがりました。フラフープをくぐって、坂道を上がって、台を渡り歩くしろちゃんを見て、みんなで手をたたいて大喜びしました。
丸太には足はかけるけれど、乗ってくれない…すのこベッドに立っているのは見たけど、寝ているところは見ていない…すのこは洗うとき重くて大変…とまだまだ改良の余地があるかもしれません。来年度は、1年生が飼っているゆめちゃんに引き継いで…バージョンアップしていってくれるといいなーーとみんなは考えています。
のこぎりや金づち、キリ、ドライバーの使い方は、もうみんなバッチリになりました。

☆多摩川たんけん
多摩川には、1月と3月の2回でかけました。
1月は冬真っ盛り…といっても、比較的風の無い暖かな日で、元気いっぱい活動をしました。ブランコにゆられたり、木にぶら下がってナマケモノになったり、河原の石で作ったベッドやフカフカの砂の上でお昼寝をしたり…石を使って何やら十字架のような不思議なモニュメントをたくさん作ったり…石で橋を作ったり…。河原が広くなったのと、みんなの活動範囲が広くなったので、どこにどのグループがいるのか、探し回るのが大変になってきました。
3月も空が晴れ渡り、気持ちのいいお天気でした。雪がうっすら積もった遠くの山々が見えて、川崎であることを忘れてしまいそうでした。この日も石割り、シーグラス探し、木登り、水切り…大根(のような植物)をずぼずぼ抜いたり(しろちゃんへのおみやげ)…湧き水の沢の方では、エビを捕まえたり、おたまじゃしくのたまごを手づかみでとったりしました。木登りや水切りの楽しさに目覚めて「もっと早くからこの活動をいっぱいすればよかった…」と後悔した子たちもいました。
この2年で13回目の最後の多摩川…。帰りには、名残惜しくて「ありがとーーーう!多ま川ーー」「また来るねーーー♪♪バイバーーーイ!」とご挨拶してきました。
2年間でたくさんのお父さん先生、お母さん先生に学習参加していただき、みんなのびのびと自由に探検を楽しむことができました。

2年3組からのトピック


みんなでチャレンジ! みんなとジャンプ!!~しろちゃんといつもいっしょ~

☆やぎのしろちゃんとのくらし
・けんこう手ちょう
しろちゃんがちゃんと大きくなっているのか…えさは足りているのか…体のあっちこっちを計測して記録することを始めました。体重、首回り、胴回り、耳の長さ、前足の長さ、つのからしっぽの長さ、胸からおしりの長さ、地面から背中の高さ、つのから鼻先。グループで分担して紙テープで長さを測りました。7月⇒10月⇒11月。12月は測らないで終わってしまいました。

・赤ちゃん問題
1年生の頃から「赤ちゃんを産んで欲しいからヤギにする」と考えていたみんな。でも、「痛そうだからかわいそう…」「少しでも危険なことがあるならやめた方がいい…」と考える子もいました。どんなふうにしたら赤ちゃんができるのか…どんなことに気をつけなければいけないのか…赤ちゃんが育つためには…様々なことを調べて発表し、話し合いを続けました。

この夏は猛暑だったことや日照時間の影響か…なかなか発情するようすもなく…そうかな?と思ったことはありましたが、見極めることができずに、とうとう牧場に来ていた雄ヤギが栃木に帰ってしまい、赤ちゃんは断念することになってしまいました。

・遊び場作り
9月から、まずはイメージする遊び場を絵に描いて…模型を作って…6種類のものを作ることに決めて…グループを作りました。丸太の道、すのこ、伸び上がる台、フラフープの遊び場、坂道、高くて寝やすいすのこベッドです。

学校に残っていた材木を集めたり、家の近くの材木屋さんにたずねたり、家で余っている板や棒を持ち寄ったり、高学年が宿泊でお世話になっている黒姫のホテルから丸太を送っていただいたり…簡単に何でも買って作るのではなく、細々ですが、材料集めを始めました。以前に家づくりをした先生からはたくさんの釘をもらったり、電動ドリルを借りたりすることができました。そうこうする中、卒業生のお家の大工さんに連絡をしてみたところ、ちょうど倉庫の整理をされていたこともあり、大量の様々な種類の材木、木切れをいただくことができました。

次に、学校にあるのこぎりや金槌を探し、まずは正しい使い方を覚えるために、学園の管財の方に来ていただいて、説明、実演をしていただきました。そこから全員がのこぎりで切る練習、金槌で釘を打つ練習…はじめは「両刃のこぎりは怖いからやりたくない!」と言っていた子も、友だちのようすを見て、やってみて…すっかり楽しくなりました。そして、グループに分かれて 製作を開始しました。

☆過ごしやすい気候になって…多摩川たんけん楽しみました!
多摩川探検には、9月、10月、11月と3回出かけました。9月はまだまだ暑く、早めに切り上げて帰ってきましたが、その後は気持ちのよい秋晴れの中、活動を楽しみました。クルミ拾い、木登り、草すべり、秘密基地作り、石わり、色水、シーグラス探し、リース作り…。9月には水に入ってエビや小魚を捕まえることができましたが、秋も深まると水は長靴越しでも冷たくて、つかまえるのが難しかったようです。秘密基地は、他のグループと協力したり、川沿いの離れたところに別荘風の基地を作ったり、ホントの秘密の場所を見つけたり、かなりバージョンアップしました。多摩川探検は、飽きることがありません。

2年3組からのトピック


みんなでチャレンジ! みんなとジャンプ!!

☆やぎのしろちゃんとの2年目のくらし
4月、しろちゃんが牧場から帰ってきました。お世話を始めて、気づいたことを出し合ってみると…。「しろちゃんは、あばれんぼうになって、力がつよくなった」「肩に足をかけてくる」「すぐに走り出して、食べ物のところにいってしまう…」などなど。1年生にケガをさせたりすることのないように、しろちゃんのお散歩には5,6人でいくことと、しろちゃんがのびのびできるような遊び場を早く作ってあげようと話し合いました。
その後「しろちゃんの遊び場計画チーム」「しろの健康手帳作りチーム」「しろにぴったりな餌の種類と量を調べるチーム」「しろの赤ちゃんのことを考えるチーム」「しろを多摩川に連れて行けるか考えるチーム」に分かれて進めることにしました。また、1年生にヤギと羊のかわいいところやお世話の仕方を伝える時間ももちました。

☆もっと行きたい! 多摩川たんけん
多摩川には、5月と7月に2回行きました。リーダーを決めたり、計画を立てる話し合いも、楽しく進めることができました。
チョウや虫を追ったり、エビや魚、アメンボをつかまえたり…秘密基地を作ったり、ブランコを作ったり…キレイなシーグラスを探したり…時間いっぱい、思いきり活動しました。7月は、とても暑い日でしたが、川の近くを渡る風が心地よく、小川の冷たさが長靴ごしでも気持ちよかったです。いかにも夏の川…季節の変化を感じることができました。

☆やさいを育てて、カレーを作ろう!
1年生の時から玉ネギとジャガイモ、にんじん(これは2組さん)を畑で育てていました。他に育ててみたい夏野菜を調べ、みんなの希望をグラフにしてみて…畑にはきゅうり、中玉トマト、なす、とうもろこしを植えました。各自の鉢には、えだまめ、ベビーキャロット、オクラ、きゅうり、二十日大根、サラダほうれん草など、育ててみたい種を選んで植えてみました。畑で勝手に芽を出していたカボチャ、白ごまと黒ごま、ポリジを植えてみた子もいました。順調に発芽したのに、虫にあっという間に食べられてしまったり、鉢に生えてきた雑草の方が大きく育ってしまったりと、簡単には育ちません。
6月には、楽しみにしていた「お泊まり会」をすることができました。大きな数の筆算の練習や時間の計算を頑張ったり、カレーの作り方を調べて家で練習したりしました。自分たちでスーパーで買い物をして、自分たちで育てたジャガイモと玉ネギとにんじんを使って、自分たちで分担して作ったカレーを食べて、自分たちで作ったランタンの明かりの中、みんなで寝袋に転がって寝て…最高の宿泊になりました。
宿泊が終わってからキュウリやなすがたくさんとれ始めましたが、カラスのいたずらか、トマトがなかなか収穫できませんでした。「カラスよけにはタカのかかしがいいらしい…」と調べてきてくれた情報から、みんなでかかし作りに取り組みました。かかしのおかげか?順調に収穫できるようになり、夏休みまでに、学年の108人が2回ずつとちょっと野菜を持って帰って、おいしく食べることができました。