5年3組からのトピック


野球

 夏休み中も2回練習会を開き、引率のお父さん先生に指導して頂く機会を持ちました。高校野球、社会人野球など沢山の試合を観てルールを知り、2学期最初の試合では、もう3塁に向かって走る子はいなくなりました。9月は夏休みの練習会で教えていただいた「打ってからのベースランニング」を中心に、バットにボールが当たるようチームで練習しました。少しずつ試合も取り入れていきましたが、ルールがあやふやで言い争いもおこりました。「試合よりルール決めが先」と5年3組ルールを再確認しました。10月に行われた「総合デー」では、子どもたちが企画運営して試合を行いました。その様子をご覧になった保護者の感想に「チームが攻めている時、もっと応援してチームを盛り上げよう」とあり、その気づきから応援歌を作りました。また「プロ野球球団に手紙を出して、指導を依頼してみたら?」という助言もあり、そこから手紙を書きました。11月の参観日にはゼッケンを作り、背番号を決めました。下旬に休日練習会を開きましたが、16名の子どもと7名の保護者の方が参加し、大人対子どもで試合も行いました。「夏休みから比べると随分上達しましたね」と保護者の方にも声を掛けていただきました。
 一人ひとりの能力が上がり、チームで試合を行っていくことで「勝ちたい」という意識が高まってきましたが、女子だけのチームは勝利に恵まれず試合をしても大差で負けてしまう日々が続きました。「チームを替えたい」という訴えもあり、女子チームが強くなるように、助っ人男子が練習に付き添ったり、守備とバッティングの練習を集中して行ったりしました。何回か試合を重ねるごとに、自分たちの力でチャンスを掴み、アウトもとれるようになりました。「負けたけど、たくさん打てた」「守りでアウトをとれたことが嬉しい」と笑顔や声も出てくるようになり、女子チームは上り調子、きっと勝利も掴めることでしょう。4チームの能力向上にこれからも努めていきます。
 11月に送ったプロ野球球団への手紙は、3球団から連絡がきました。中には「お手伝いできます」という球団があり、3学期が待ち遠しいです。

5年3組からのトピック


野球

 2度目のクラス替えを経験し、新しい環境で高学年のスタートを切りました。低中学年のような「今年の総合はこれをやりたい!」という公の発言はなかったので、まずは昨年度の総合を振り返るところから始めると、反省点がズラリ。「テーマ決めに時間がかかりすぎた」「リーダーが役割を担いすぎて窮屈だった」これらの反省を生かすことを皆で確認し、テーマ決めの話し合いへ。「フルーツ飴」「ボッチャ」「寄せ木細工」「影絵」他にも色々なテーマが出されました。お誕生日のお祝いをするために休み時間描いていた「黒板アート」もテーマの候補に入ってきました。5月上旬には「野球」「影絵」「手話」「黒板アート」の4本にテーマが絞られてきて、実際に体験した方が良いという意見から、自分が支持するテーマの体験活動に入っていきました。4つのテーマの活動が軌道に乗ってきたので、今度は、全員が同じ活動を体験する「おためし体験週間」を企画しました。自分が支持するテーマの良さだけでなく、他のテーマの良さにも気付いて欲しいと考えたからです。6月の宿泊活動前に全てのテーマの体験を行い、宿泊から帰ってきた6月下旬にはテーマを決めようと子どもたちと話し合いました。
 宿泊後、いよいよテーマ決めに入りました。「全員一致は難しい。多数決でも良い」という了承を得て、それぞれ支持するテーマの良さをアピールしました。「黒板アート」と「影絵」はそれぞれ2名の支持者で少数グループとなり、「野球」と「手話」に吸収されていきました。最終多数決では、18対17。野球が一歩リードで、欠席者と担任の一票で決まることになりました。1日に5時間総合をしても決まらなかったのですが、話し合いではたくさんの子どもが自分の思いを伝えることが出来たことは有意義で「話し合いをしていたら意見を言わなくちゃいけないと感じた」と感想を伝えてくれました。
 担任は「野球」に一票を入れ、テーマは「野球」に決まりました。校庭に野球場は作れないので「野球をベースに新しいルールを作っていこう」と話しています。全員が手作りペットボトルバットを持って素振りの練習を始め、キャッチボール、ミニゲームをして、野球の用語やルールを真剣に学んでいます。