3年1組からのトピック


「ホウキ(仮)」

 暑い暑い夏休みも、これまで行ってきたホウキモロコシとホウキギ(コキア)の水やりと収穫と続けていきました。ホウキを作る材料にするわけですが、量は不十分。9月現在、手元には使える材料は何もありません。
「校庭に生えてたねこじゃらしでやってみよう!」
「山中湖(宿泊場所)の湖畔でとらせてもらったススキを使いたい!」
など、身近なところにある植物に目を光らせ過ごしていきます。
何日かすると、
「近所の畳屋さんで畳をいただいたんだけど、こうやって“さけるチーズ”みたいに1本ずつにするとホウキにできると思う」
「通学路にホウキギ(コキア)があって、管理人の人に聞いてみたら、使わないからいいですよってもらえたよ」
と、日に日に「可能性」が広がっていきました。さらに、「みごホウキ」という稲穂の穂先から第一節までの部分である「みご」を使ってホウキができると本に見かけたことをきっかけに、近隣の農家さんから稲わらを大量にいただいたりもして“エコ”な材料が集まっていきました。
 その他、実は1学期に、持ち手は「竹」でできることを話していました。「竹」と言えば、ペアクラスの4年1組さんが、昨年度行っていた活動内容です。交流のある先輩方に問い合わせると快く提案してくださり、昨年度から整備しているという「竹林」へ出向いて竹をいただけることとなったのです。
 ホウキづくりでは、学期を追うごとに、本数が増えたり、糸の巻き方が上手になったり、持ち手がつくようになったり…と、少しずつ少しずつ上達していっています。黙々と没頭する時間、困ったときに手助けする時間、最後は“自作のホウキ”を手にお掃除に励む時間―。どれもが、この教室の大切な時間でした。
 クラスのみんなで決めた年間の活動名は『みんなで目指せ!35人のホウキ職人』。
効率を求める現代に逆行した人間本来の営みであろう「手作業で時間をかけてイチからモノを作ること」に、引き続き取り組んでいこうと思います。

3年1組からのトピック


「ホウキ(仮)」

 「やってみたいことをやってみよう」ということで、チームワークが深められそうなドッヂボールをみんなで楽しむところから始まりました。その他にも、「秘密基地を作りたい」「カナヘビを育てたい」「こいのぼりなど月ごとのものを作りたい」など、いくつもやりたいことを並行してきました。

 『ホウキ』は、図書室にて「イチからつくる ホウキ」という本を見つけたところから始まりました。興味をもった子は、動き始めます。校内に生えている草を引っこ抜いて即席ホウキを作ってみたり、時期が過ぎてしまうからとホウキギとホウキモロコシのタネを撒いてみたり…。何十、何百というポットに土を入れ、クラスの前まで運び、休み時間に水をあげて…明くる日も明くる日も…としているうちに、周りの子も少しずつ雑草抜きのお手伝いをしてくれるようになっていました。その後、学校の近くにある雑草を使って皆でホウキを作ってみました

が、そこで、気付いたことがあったようです。
「これ、楽しい」
「これ全部自然のものでできるね」
「なんか総合感ある」
「自分で育てもするけど多摩川とかにも行ってみたい」
「ホウキって地味に見えるけど、実は一番チームワークを深められると思う」
これら実体験を出発点に考えを交わす中で、「ホウキ」を土台に一年間の活動を進めていくことに決定しました。

 それからというもの、クラス全員での本格的な活動の始まりです。
 自分たちで、ホウキギとホウキモロコシのタネを植えて育てたい―。そのために、土を遠くから何度も運んだり、決してなくなることのない雑草を抜き続けたり、固くて全体重をかけてもなかなか入らない土に支柱を立ててみたり…、まさに「体当たり」で作業を続けました。まだまだ手元に残るタネを植えるために、新棟と体育館の間に小さな畑を作ろうという流れから、また土運びと雑草抜きと…という大変な作業を繰り返しました。
 一つの目標に向かって、手分けして突き進む―。これぞ、まさに「チームワーク」でした。

 総合デーでは、校内に生えている雑草で、二度目のホウキづくりをしてみました。
 夏休みは、水やりと雑草抜き当番を決めて、クラスのみんなでお世話しています。また、夏休み中にはホウキモロコシを収穫し、干す作業を行う予定です。中には、神奈川県の愛川町が産地である『中津箒』さんの博物館を訪れて学んでいる子もいます。

 これら一つひとつは全て、2学期以降に繋がっていくはずです。
一人ひとりのがんばりが、どのような一年を創っていくのか、これからも楽しみでなりません…!