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「茶道」




9月はまず、1学期末に「茶道」をテーマに決めたものの目標点が曖昧だということで、茶道が大切にしている「おもてなし」「お茶会」「礼儀」「季節感」…いろいろあるけれど、クラスとしては「一期一会」を大切にすることになりました。また、それぞれの流派の特徴を調べて自分たちが進みたい流派を決めました。そして伝統を重んじつつ華やかさもあり、門人も多い裏千家になりました。
一期一会を大切にするお茶会を開くために必要な茶道具を自分たちで作ろう…と活動した2学期でした。
①「香合」づくり。紙粘土で入れ物と蓋を作り、乾かし、色付け、ニス塗で完成したのですが、間を空けての活動だったため、12月に入ってからの完成となりました。それでも自分の作品は唯一無二、とても大切に思っているようです。
②「菅蓋」づくり。1学期から金平糖をお茶菓子にしようという流れになりました。夏休みに乾かしておいたトウモロコシの皮を一度水で戻し、自分の瓶の口にあうように調整したアジサイの茎に巻く作業です。皮が厚すぎてうまく広がらずに苦労した子もいましたが、完成した時は満足そうな笑顔がたくさん見られました。
③「掛け軸」づくり。クラスで大切にしている「一期一会」と書き、上と下に色画用紙を張り付けたことで表装をしなくても、素敵な見栄えになりました。
④2学期の最後は「竹の油抜き」の作業。茶杓をつくるための準備です。初めは校庭で行ったのですが、少しの風でもろうそくの炎が消えてしまうので、レンガを見つけて置いたり、スモックをかざしたりと風が来ない工夫をどんどんしていく姿は、まさに「これぞ総合」でした。結局理科室に移動し、ようやく思うような活動となりました。
その他に次のような活動もしました。
⑤茶道具づくりの合間に一度お茶を点てる練習をしました。自分が点てたお茶を隣の友だちに飲んでもらいます。これまで2度体験をしてみたものの、お湯の量の調節や、練習したはずの手首の動かし方がうまくいかずになかなか泡いっぱいにするのは難しかったようです。
⑥金平糖も作りました。以前家で作った経験のある子が先生です。火力の調節に苦戦していました。出来上がりの試食大会をしたのですが、同じ材料、同じ作り方をしたのにも関わらず味わいが少しずつ違うことにも驚いていました。
3学期は茶杓の完成と、お茶碗づくりをしつつ、新たなお茶の先生にお点前をきちんと教えていただこうと思っています。
2025年度-5年1組
5年1組からのトピック
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「茶道」




クラス替えをして初めての総合では、いくつかやりたいことがあがりましたが、茶道が大切にしていることや、必要な道具類など、Kさんは資料をたくさん作ってそれはそれは熱くいかに茶道が総合に適しているかを発表しました。
皆もその熱意に押されて、「まずはお茶を点ててみよう」ということになりました。茶筅やお茶碗はお家にある人が持ってきてくれたものや学校にあるもので足りました。お茶を点てて飲むだけのつもりでしたが、Kさんはお茶菓子として金平糖を持ってきてくれました。いざ体験・・・ちょっと難しいけれど、自分で立てたお茶の味は格別でした。さらに一粒の金平糖でも、甘みが入ると全くお茶の味が変わることにも気づきました。一気に「茶道」の虜になりました。そのままテーマ決定かと思われたのですが・・・。
よくよく聞くと、「映画をやってみたい」という人が数人います。でもその想いを皆に伝える様子が見られません。仕方がないので、「取り敢えず映画をとってみよう」ということになりました。初めに「ストーリーには起承転結が必要だよ」と担任から伝えられました。6人組に分かれて、いざ撮影スタート。とった本人たちは、とても楽しそう、自信満々に皆に映像を披露しました。でも、画面がゆれすぎて観客が目を回したり、台詞が聞き取れなかったり、何が言いたいのかさっぱりわからないままなぜかエンディングだけは凝っていたりと、見ている方は全く面白くありませんでした。担任から、昨年度の6年生も同じように映画を撮ってみたという作品を見せてもらいました。皆のような画面の問題や、台詞の問題、ストーリーの問題、全てが見られず、短いけれど起承転結のはっきりとした作品でした。すると、当たり前のようにもう一度撮りたい、という声が上がりました。
同じメンバーで再挑戦です。どの班も前回の失敗を生かして工夫していました。映画は楽しい、協力しないとできない、ということを実感できた挑戦でした。
映画作りにたくさん時間を費やしてしまったので、Kさんは「茶道にも時間をください。きちんと体験をさせてください」と皆に伝えました。さらに、体験をさせてくれる団体があることも調べてきました。自分から交渉したい、というので、学校からNPO法人喫茶去さんに連絡を取りました。その後担任が調整役となり、6月29日に中高の和室での体験となりました。皆で懐紙入れも作りました。当日、お茶を点て、お客さんに飲んでいただく。お客さんはおいしくそのお茶を飲み、器を愛でる、といった具合です。その一連の流れの中には、「おもてなし」の心が詰まっているのだそうです。子どもたちは緊張しながらも、一生懸命にお作法に従いました。
両方のお試し活動が終わりました。どちらをテーマにしよう・・・悩んだ人もたくさんいました。映画の「協力」と茶道の「おもてなし」との戦いのようでした。意見を出し合っていく中で、途中で移動する人も現れました。でも結局23対13で茶道に決定しました。映画派の人たちの中には、涙する人もいました。それだけ熱い想いを持てたことが、この1学期の大きな収穫だったのではないでしょうか。