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「劇(仮)」





5年生から持ち上がりのクラス。昨年度は「野球」をテーマに、皆で一つの目標に向かって努力することの心地よさ、チームワークを学びました。
4月、総合に関してどのように考えているかをロイロノートに書いて提出してもらいました。
5月の連休明け、一人ひとりの考えを聞き合いました。提出した内容で多かったのは、「劇」「映画」「星座」で、少数派として「野菜を育てる」「影絵」「野球」がありました。「野菜を育て、それを売り、収益は募金する」という活動は大変興味深かったのですが、場所や水、夏休み放置できないなどの問題でテーマから外れました。劇も映画も影絵も「表現活動」で、私は正直「チャンスだ」と感じました。なぜなら、クラスの課題は、人前で話すことに苦手意識があることだったからです。ただ、過去に表現活動を経験している子どももいて、幅広い分野に触れた方が良いのではとも考えました。少数派の「野球」は熱烈な希望者もいましたが、「5年時に目標は達成できた」という意見が大半で、テーマとしては考えないことにしました。他の分野で人気が高かったのは「星座」でした。プラネタリウムを手作りし始めた頃から少しずつ興味を持つ子が増え、理科室や体育館裏の暗い場所で自分が作ったプラネタリウムがどのように光を放つかを見て喜んでいました。
6月。映画と影絵は劇に吸収され、劇と星座がテーマとして残りました。どちらも1年間の活動計画とテーマの価値について、テーマごとにじっくり考え伝えてくれました。話し合いを進めていくと星座に関しては「プラネタリウムだけ?」「テーマが広すぎて漠然としている」という疑問が出てきました。劇を支持している子どもたちのショート劇「金の斧と銀の斧」、自分たちが考えた「いじめをテーマにした劇」に惹かれ、劇を支持する子どもたちが少しずつ増えていき、多数決の結果「劇」にテーマが決まりました。
内容、規模、劇で伝えたいことなど何も決まっていませんでしたが、「まずは演じてみたい」という気持ちが強かったので、5グループに分かれて自由に演じてみることにしました。「ヘンゼルとグレーテル」「シンデレラ」「おむすびころりん」「眠り姫」は脚本に忠実に演じましたが、「桃太郎」は脚本をアレンジしました。7月の総合デーで保護者や来校者、他チームに自分たちの演技を見てもらいました。課題が沢山挙げられ、それを「クラス全員で演じる劇に活かしていこう」と2学期に向けての方向性がはっきり決まりました。
2025年度-6年3組
6年3組からのトピック
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「只今、考え中!」