「こまっぷ!」
年明け早々、子どもが「お正月なのでこま回し大会をしませんか?」と日記に書いてきました。早速開催すると「私のはまだ3秒しか回らない」「どうしたら長く回るんだろう」という声があがる中、「私のこまは62秒回るよ」と言う子が。「え!どうやって回してるの?」と興味津々。その後、「どんな回し方をすれば長く回る?」「どんな心棒をさせば長く回る?」と改善策を考えるようになり、試行錯誤していきました。各々のこまに合った心棒を見つけると長く回ることに気付き、子どもたちは喜んでいました。
その後、絵付けもしたのですが、(絵付けをすると、もうこれ以上やすりがけをすることができないことに気付いて)「どうしよう〜〜!緊張して塗れない!」という姿が。こまに対する愛着があふれていました。
日本地図の方も進んでいきました。まず100枚に分割された紙をパズルのように組み合わせて作った地図を、どのようにして別の大きな紙に等倍で写し取るか話し合いました。結果、組み立てたほうの地図の形をポリヒモで縁取り、その上に大きな紙をかぶせて指で探りながら、鉛筆でなぞっていくという地道で確実な案に決定。完成後は地方ごとに色を塗り分け、海も水色一面にしました。その海上部分に「どの都道府県に○○こまがあるか」を調べてまとめた紙を貼って、教室に飾りました。
学習発表会ではこれまでの歩みを来ていただいたお客さんに説明しました。こまを実際に回してもらったり、小さい子には折り紙や方眼紙で作るこまを一緒に作ったり。他者との関わりの中で自らの歩みを語る子どもたちの目は真剣でした。
その後、それぞれが調べたことをクラス内でも発表して「どんなこまを回してみたいか」を決めました。「とにかくこまのことを知ってほしいの!こまの楽しさを知ってほしいの!」と言ったある子の思いが、学習発表会のお客さんにも、そしてクラスのみんなお互いにも、伝わっているといいなと思います。