「つるし雛」
5月の運動会の代休を利用して、何人かの子が「つるし雛」を作る体験をしてきました。本場の伊豆稲取に家族で行った子もいて、その発表を皆で楽しみながら聞き、その作品を見ながら「うわー、すごい。こんなに上手に出来るの」とみんな興味津々でした。
でも、すぐに作り始めようとはしませんでした。もっと作り方を調べたい子がたくさんいたのです。「グループで大きな紙に新聞としてまとめたい」という願いが生まれ、国語の『新聞を作ろう』の単元と絡めた活動が始まりました。新聞には、つるし雛の歴史やつるし飾り一つ一つに込められた願い、その作り方などがまとめられ、「つるし雛」以外のテーマに興味があった子も、この活動の結果「つるし雛」作りの準備が出来ました。
そして、注文していたお裁縫セットが届き大喜びの子どもたちは、画用紙や折り紙で型紙を作り始めました。
「いまいち本で見ても作り方が分からない。イメージがわかない」と口々に言っていた子どもたちは、まずは紙で作ってみることにしました。
1学期の終わりに、布を使って作り出しましたが、お裁縫が初めての子は糸の玉結びも出来ません。最後の玉どめもできません。でもこのクラスには、4年生から始まったクラブ活動で手芸クラブを選んだ子が10人もいたのです。お裁縫の基本も学び合いながら少しずつ作品作りが進んできました。