2年2組からのトピック


「大きな夢をのりこえよう ユキは2組のたからもの」

 2学期の総合は、ヤギのユキちゃん三昧。とにもかくにも、ユキちゃん。「多摩川に連れて行きたいよ!」「ユキちゃんの遊び場をつくりたいよ」そして、一番の夢、「ユキちゃんの赤ちゃんに会いたい」に、まっしぐらでした。まずは、子供たち全員で、ヤギの出産について調べました。「ヤギの発情周期は21日」「発情すると、大声で泣いたり、落ち着きがなくなったり、お尻の周りが赤くなるんだって」「妊娠期間が150日」という詳しい情報を持ち寄って、新聞をつくりました。そして、「まだかな、まだかな」と発情を待った9月。残念ながら発情せず、実家の牧場にお嫁に出すこととしました。そして1週間後、無事に、ほぼ100%赤ちゃんができたとの報告。喜び勇みましたが、子供たちが「赤ちゃんがいるんだから、もっと栄養をあげないと」「チモシーをあげたい」との声。でも、予算がありません。そこで、何かユキちゃんのためにお金をつくる方法はないかと思案し、昨年の6年生がアスレチックを作るための木を買うのに、学校で、いつも「くさぁい」と煙たがられる「ぎんなんのみ」をひろって、ぎんなんにして売っていたことを思い出し、自分たちもやってみよう!ということになりました。保護者の皆様も巻き込み、25つぶ一袋のぎんなんを約900袋作成。カリタス総合デー、全校参観日、中野島地区の子どもふれあいコンサートで販売をさせていただき、完売。皆さんの愛のおかげで、あげてもあげてもなくならないくらいのチモシーを買う資金を得ました。実際に、自分たちでゼロからつくったお金で買ったチモシーが学校に届いたときには、大歓声が湧き上がりました。大きなゆめを乗り越えるために、小さな夢をたくさん乗り越えていく、そんな経験を積むことのできた2学期でした。