5年1組からのトピック

「そば」

 4月からはじまった5年1組の総合活動。クラスの約束は「高学年らしいテーマを考えよう」「1年間、2年間追究できるかどうかを考えよう」そして、「友だちのやりたいテーマは、みんなもやりたいと思える」ということでした。1学期の総合は、何かの活動をするというよりも、「決めること」を学ぶ学習の期間です。35人の気持ちをひとつにまとめ、ひとつのテーマにしぼる、ひとつのテーマにしぼったら、そのテーマに全員で向かっていくという、まさにクラス作りの時間です。まず、一人ひとりがやりたいことを発表し、気持ちを共有します。もし自分の希望したテーマが落選してしまったら、今度は友だちが希望したテーマに心を寄せます。その切り替えは、ときに話し合いの中で、ときに投票後です。最初に21種類あったテーマは最終的には「そば」「チョコレート」「ジオラマ作り」にしぼられました。ここまで来ると、興味本位で「ただやってみたい」という気持ちの子はいません。自分なりに思いをもっています。そこで、担任として伝えたことは「テーマから派生することをたくさん考えてみよう」でした。「そば」からは、そばの栽培、そば打ちのみならず、そばつゆ作り、そばのおちょこ作り、ざる作り・・・、「チョコレート」からは、フルーツを入れたチョコ、砂糖作り・・・、そして「ジオラマ」からは、自然のもので作りたい・・・。この中で、長い期間追究できるもの、派生していくものが多く楽しそうなものという視点で投票をした結果、1組のテーマは「そば」に決定しました。学校の裏にある土地にそば畑を作りました。毎日水やりをし、観察をします。種から育てたそばの実でそばを打つことを、まず第一の目標とし、夏休みの調べ学習から、さらにそのそばを食べるために必要なものに活動を広げていきます。