4年1組からのトピック


消しゴムの道も一歩から

2学期からの課題であった角のある消しゴムづくりは、丸いままのものと比べても消え方が大きく変わるわけではなかったので、2回作ったところで終わりにしました。

次の第4回目のゴムボール作りでの課題は、「研磨剤を入れる」です。研磨剤を入れ、「消しかす」を作ることで表面の黒鉛を取り除いているらしいのです。①チョークの粉、②貝殻の粉、③パン粉、④ロウを細かくしたもの、の4種類で試すことにしました。結果は・・・チョークの粉と貝殻粉ならなんとかいけそうです。ロウとパン粉はゴムボールがベタベタになってしまいました。

そして第5回目は、①チョークの粉②貝殻粉の2種類で試すことにしました。結果は・・・どれも似たり寄ったりでしたが、「消えなかった」人が全くいなかったのは、①と②を半分ずつ入れたグループでした。さらに、どの班も少しですが小さな「消しかす」が認められました。

学習発表会は、今年もオンラインとなりました。その分子どもたちはしっかりと原稿を作って、何度も練習し本番を迎えました。しかし子どもたちは、緊張で足がガクガクしていたそうです。でも度胸はついたのではないでしょうか。

ゴムボール作り6回目は、全員が白いチョークの粉と貝殻粉を半分ずつ入れて作りました。自分たちの消しゴム作りの集大成です。消え方の結果ですが、これが第5回目よりも悪くなってしまいました。さあ、次はどうしよう・・・

10月に一度ゴムの木から樹液をとってみましたが、思うように出ませんでした。そこで最後の最後までゴムの木を養生しようといったんはあきらめたゴムの木の樹液。Sさんは、どうしてもゴムの木からとった樹液で消しゴムを作りたいと、自分の家の「ガジュマル」の葉を使って実験してみました。でもうまくいきません。教室のゴムの木は、「早く」「たくさん」出すことによって、樹液が乾いてもそこそこ消しゴムとして使えるのではないか、ということになりました。でも、チャンスは一度きりです。

3月半ば、一斉にゴムの木から樹液をとる作業に入りました。少し葉を残す形でゴムの木に傷をつけました。でもやはり取れた量は各班ほんの1mL程度。2日後、樹液が乾ききっていなかったのか、ほとんどの人は紙の黒鉛が伸びただけでした。それでも一部の人は、しっかりと消えたようで、ゴムの木の樹液が天然ゴムとしての役割を果たしたことがわかりました。

今年度の活動は大成功、とはなりませんでした。しかし回を重ねる間に次なる課題を見いだし、それに向かって調べたり実験したり、を繰り返していきました。消しゴムは、天然ゴムで作ること、その中に研磨剤が必要なこと、しかし研磨剤の色が紙についてしまうこと・・・おそらく消しゴムを発明・開発した人々も同じような失敗をしてきたのではないでしょうか。