052の迷路
2学期が始まりました。夏休みのクラスの自由研究で小型の迷路を作ってくることになっていました。持ち寄り「体験会」を行いました。大型迷路を作っていた人も小型迷路に興味を持つ人が増えて、その後の活動では小型の迷路を作る人が増えました。小型の迷路もボードタイプに加え、立体(3D、2階建て)迷路を作り始め、材料もダンボールに加え工作用紙や他の材料を工夫して組み合わせ色を付けるなど様々な工夫が加えられていきました。工作用紙をカッターで線に沿って切り取り、ビー玉が通る通路を作って、立体に組み立てる物やビー玉がジェットコースターのように動く迷路、2階建の迷路・・・。夏休みの自由研究をヒントに新たにグループを作って迷路を作り出しました。自分たちの作品作りに自信が付いてきたようなので、ペアの2年生に体験してもらうことになりました。このときクラスの友だちではない「お客さん」に体験してもらうことはかなり期待と不安が入り交じっていたようです。2年生にとっては大好きなお兄さんお姉さんと一緒に活動できるということで、とても喜んでいました。しかし、2年生のことを考えると、大型迷路などの自分の体を動かす迷路の方がビー玉を転がしてゴールを目指す小型迷路よりも楽しめたようでした。2年生にとってはすぐに楽しめる迷路と動かし方(操作)などが難しくてゴールまでいかなかった迷路があったことがわかりました。ここで迷路を作るときには面白くするために「対象」を意識することが大事だと気づき出したようでした。そこで今度はその「対象」を自分たちの年齢よりも上の6年生に体験してもらうことにしました。すると6年生からは「これ、意外と難しい。(楽しい・興味ある感じ)」「どうすればいいの?」などの声が届き小型迷路に対して関心度合いが高く、6年生には小型の迷路が好評でした。その上工夫する視点ももらえた子もいたようです。大型迷路も「小さくなって通るのが意外と難しくて面白い」「なんか懐かしい」という感想もあり好評でした。この経験からものつくりには「対象」を意識する必要があることを学んだようです。そこで最後制作では「対象」を意識することに加え「テーマ」についてよくグループで話し合い、作品を作るときの向き合う姿勢を確認してから制作をしました。その力作が出そろい・・・。