3年2組からのトピック


自然いっぱい 持続可能なビオトープ

いよいよ大詰め!最後の課題をやり終えました。
その1 ビオトープの水路部分にU字溝を設置できました。
建築会社の方に教えていただき、深さを示す水糸に合わせて土を掘ったり、入れたりしながら、平らに均して慎重にU字溝を設置しました。子どもたちから「プロの仕事を自分たちがやった!」という充実した思い。「プロの方が子どもの総合だと馬鹿にしないで、真剣に関わってくれてすごいな、ありがたいな、と思いました。わたしもそんな大人になりたいです。」という感謝と尊敬の言葉がでてきました。

その2 水の環境を維持するための水草(+生き物選び)
「多摩川に行きたい」その呟きを実現しました。水草と生き物を探しに多摩川へ行き、ビオトープに放しました。教室のメダカのために、もう一つ堰を作ってメダカ池を作りました。

その3 土留めの植物・グランドカバーの植物
ビオトープの石垣や土が崩れないように根を張る植物を調べ、タマリュウやリュウノヒゲを淵に植えました。また、いずれ生い茂る雑草で手入れが難しくならないように、塀沿いにはプラティアの苗、全体にシロクローバーの種を蒔きました。植えたい植物が個々にあるため、個人で考えた苗も持って来て植えました。

ビオトープを完成させたい一心で頑張ってきた一年間
すべてが終わった時、「ああ、なんだかすっきりしたぁ!」と言う声が聞こえました。また、一年間をふり返って「みんながわたしの話を否定せず聞いてくれました。このクラスは、一人ひとりを大切にするクラスだなと思います。」と、思いを綴った子もいました。

困難なこともみんなで話し合い、励まし合い、協力して作業をしてきました。目的に向かって知恵と力を合わせて乗り越えた成功体験と達成感は、きっと今後に生かされていくと信じています。

3年1組からのトピック


つくろう そうぞうをこえる 理想の町!!

やってみる→話し合い→やってみる→話し合い
「町づくりには基本がある」絵→設計図→模型→実際の町へ
いよいよ本格的に活動がスタートしました。どんな物を作りたいか、各グループで作っていくものも決まり、あとはどんどん作っていくのみです。

「これまでの活動を糧に」
これまでも何度かお試し町作りをしてきました。作るものに合わせて、ダンボールを使ったり、粘土を使ったり色々な素材で挑戦してきました。今回の理想の町作りではそれらの経験が糧となり、素材選びから完成に向けての見立てもとてもスムーズです。粘土の使い方もとても上手に器用に作り上げていきます。算数で作った三角形のように定規で測ったり、建物の縦と横を合わせたり、「見栄え」にも自然と改良されている点が見ていても分かります。

「緑が多く、生活に関わる町」の原点へ!
ずっとそれぞれのグループで活動してきましたが、少しずつ発表会が近づいて来たので、教室に町を移動させることになりました。教室に移動させてみると、各グループの町がお互いに見られ、「おおっ」とお互いにとても良い刺激となりました。そんな中、「緑がテーマなのに、緑が少ないのでは?」と校長先生からアドバイスをいただいた子がいました。すぐに他のグループにも投げかけ、みんなでお互いの町の良いところと改善点を出し合うことにしました。緑を増やす、町並をきれいに、秋っぽくなどなど、それぞれの良さが分かるとともに、改善点を洗い出すことにより、最後の仕上げにむけてもとても良い話し合いができました。学習発表会では、自分たちが作り上げた「理想の町」のこだわりをたくさんの方々に聞いてもらえました。たくさんの方があたたかい眼差しで町を眺め、耳を傾けてくださっていたことに感謝です。

学習発表会が終われば終わりではなく、完成していなかったチームは最後まで完成に向けて取り組みました。それぞれのグループの思いが詰まった、理想の町、こだわりいっぱいの素敵な町になりました。

2年3組からのトピック


3くみ もこもこ ルンルン工房

☆だぁいすきな ルンちゃんの毛で 作品をつくろう!
2学期末までにルンちゃんの羊毛を洗い終え、カーダーかけもだいぶ進んでいました。そこで、3学期はルンちゃんの毛を使った作品作りに取りかかりました。「マフラーもいいし、お人形もいい…コースターやポシェットも作りたいな…」みんなの頭の中には、2年間一緒に過ごしたルンちゃんの毛で何かを作って、ルンちゃんが帰った後も、ルンちゃんも身近に感じていたい…ずっと一緒にいたい…という強い思いがありました。

まずは、一番難しそうな糸紡ぎ。羊毛をねじねじ撚ると糸になる!初めは手で…次に棒を使って…そしてスピンドルというものを知り、菜箸と段ポールやカーペットを丸く切ったもの、木やコルクのコースター、CD、ナットやビー玉…を使って、マイスピンドルを作りました。重さが足りないと、弾力のある毛に負けてしまってうまく回りません。そこで、1人は回す役、もう1人は糸を引き出す役と分担して、少しずつ糸を紡いでいきました。

次にニードルを使って、チクチク、チクチク固めて立体ルンちゃんやフェルトにからませていく平面ルンちゃんを作りました。顔や体を丸く立体的にしていくのが難しかったのですが、自分だけの大事なルンちゃんができあがりました。

その次に、石けん水と摩擦を加えて作るウエットフェルト。羊毛石けんやフェルトボールを作りました。ふわふわな羊毛がかたく固まって、石けんにはり付くことにびっくり!!でした。

学習発表会では、作品を展示して、今までにやってきたことを実演しながら保護者の方やお客さんに説明しました。その後は、ひたすら作品作り…。洗った羊毛を全部カーダーにかけて、糸を紡ぎ、織り機を作って…。最後までたどり着いたのは数名でしたが、羊毛を持ち帰って…大切な思い出の刻まれたルンちゃんの毛を使っての手仕事は、これからも続いていくことでしょう…。

3月15日。アンちゃん、ラメちゃん、ルンちゃんが牧場に帰っていきました。ちょっぴり涙が出ましたが、ルンちゃんのために、福田さんのためにこらえて、トラックに手を振ってお別れしました。「ルンちゃーーーん!元気でねーーー!」ルンちゃんも私たちも、これからも毎日ルンルン楽しく過ごしていきたいです。

☆なんかい行っても あきないよ! 多摩川たんけん
多摩川探検には、1月と2月に2回行きました。季節は冬なので、どのくらい楽しめるのか…?気温が気になりましたが、そこは“ハレハレ”の強運をもっている2年生。2回とも季節外れの穏やかな天候でした。

湧き水の小川は、やはり人気で、水草の下をガサガサガサ…エビがたくさんとれました。ときどきは小魚も網に入っていました。ズボンがぬれても…長靴の中に水が入っても…「もう一回!もう一回!」と挑戦する子どもたちがたくさんいました。今までにつかまえたエビや小魚を家の水槽で飼育して、増やしたり、魚を10センチ以上に育てたりして、多摩川に返しに行った子たちもいました。

他にも、草すべり、秘密基地、ブランコ、宝石屋さん、石の粉や草花を使ったカフェ、魚の骨をひろったり…などなどグループで相談していろ~んな活動ができました。

「3月にも行きたいな…」「3年生でも行けますか?」友だちと行く多摩川は、何度行っても飽きることがありません。多摩川~楽しい時間をありがとう!そして、学習参加して下さったお母さま、お父さまありがとうございました。

2年2組からのトピック


キラキラかわいいラメちゃんの毛で・・・

三学期は、いよいよラメの毛を使った作品づくりに取りかかりました。1年生のときに粘土と綿で作ったラメちゃん人形。それを「今度は本物の毛で作りたい」という声から制作が始まりました。今回の人形制作は、ニードルを使います。間違えて、何度も指に刺しながらも夢中で手を動かしている姿にラメちゃんへの想いを感じます。

2月の学習発表会では、一年間の歩みをふり返りながら、ラメちゃんのことをお客さんに向けて発表しました。毛刈りのこと、羊毛あらいのこと、人形作りのこと、体重のこと・・・。緊張の中での発表でしたが、堂々と伝えている姿から、ラメとの毎日が確かなものだったことがうかがえます。

そして、二学期までとても心配していた体重はあれからどうなったでしょうか。1月には19キロまで減っていたラメの体重。2月に量ってみると、なんと22キロまで増えていたのです。体重が分かった瞬間、クラス中から安堵の声が湧き上がりました。「良かったね」「安心した」と手を取り合う姿も。

そして、3月はラメとの別れの季節。牧場に帰ってしまうラメちゃんのためにプレゼントを作ることにしました。指編みの首輪、キーホルダー、写真立て、それぞれの想いを込めたものを丁寧に形づくっていきました。そしてお別れ当日。ラメを教室に招き入れ、それぞれの贈り物をつけてあげました。最後に優しく頭をなでる子どもたちのその表情には、寂しさ、感謝、励まし、たくさんの感情が入り交じっていたことでしょう。お別れは寂しいけれど、会えなくても心はつながっていることを感じ、3年生へと新しい一歩を踏み出そうとしている2組の仲間たちでした。

2年1組からのトピック


アンといっしょに大きくなろう!

三学期にはいり気温は急降下。朝の小屋のお掃除で吐く息は白いのです。水道が凍っても手が悴んでも床を掃き、すのこをピカピカにする子どもたちでした。

羊のアンとの別れが近づく中、森の小屋に看板を取りつけ、羊毛の向きを揃えるためにカーダーをかけたのです。また、ちぎり絵に手がけ、指絵の具でもアンを描きました。中でもちぎり絵には時間とエネルギーを注ぎ、その制作期間は一ヶ月にも及びました。子どもたちは作品が仕上がると外に跳びだしアンの所へ行って掲げます。柔らかな眼差しを向けるアンと誇らしげな子どもたちの瞳がそこで一つになりました。

3月15日にアンを牧場の福田さんにお返しする日がやってきました。出発直前、トラックの中にいるアンに向けて「ずっとずっとずっとだいすき」を歌って踊るその背中にみんなの思い出が埋め込まれていました。

この一年間のアンとの暮らしと作品を学習発表会で語り、真冬の多摩川にも2度でかけ,全身で命の温かさ、厳しさ、美しさなどを吸収した子どもたちは学年末を迎えました。

新年度の1年生を祝うために昨年末に球根を植えたチューリップが蕾になっています。子どもたちはアンと共に2年間の暮らしをみんなで駆け抜けました。

1年3組からのトピック


だいすき

1年生も残りわずか、ヤギのしろちゃんとの交流を、3学期はさらに様々な角度から深める3か月となりました。

まずは、2学期から取り組んでいる“しろの遊び場(遊具)づくり計画”。ビールケースで作った階段に板を載せてみたところ、大きさが合わずにガタガタ…そこで「ちょうどいい大きさの板を使おう!」と計画しました。しかし大きさを揃えても、端に足を掛けると、てこのように板が斜めに跳ね上がってしまいます。びっくりして、ちょっと怖そうにするしろちゃん…「このままじゃダメだ、どうにかしよう!」と、すぐにみんなで解決策を考えました。「ガムテープで留めてみようよ」「あとは、前に使った段ボールも並べて、遊び場を広くしてみたいな」「段ボールにも、へこまないように板を貼ろう」今回も、実験を繰り返すたびに新しい作戦がどんどん出てきました。2学期から数えると合計7回のチャレンジ!イメージしていたような大きな遊び場とは少し違うけれど、元気いっぱいなしろちゃんに、たくさん楽しんでほしいという願いを込めた、遊具を作ることができました。

遊び場づくりと並行して取り組んだのが“しろちゃん絵本づくり“です。クラスの一人が夏休みの自由研究で作った絵本に影響を受けて、一大ブームが巻き起こりました。自分やクラスの友達が登場したり、しろを家で飼うことになったり…どのストーリーも、しろやみんなが幸せに暮らす結末で、3組のみんなの優しい気持ちのこもった作品でした。

図工では、しろの姿を指絵の具でダイナミックに表現。学習発表会に向けた活動では、説明をする際の指示棒として、紙粘土と割り箸で作った“しろちゃん棒”がみんなのお気に入りになり、焼き物粘土でしろちゃんを作る活動にも発展していきました。

その他にも、多摩川たんけん、2年生のお泊り会に向けたじゃがいも植えなど、季節ごとの自然を肌で感じながら、どの活動にも笑顔いっぱいで取り組んだ1年生。学習発表会当日は、家族はもちろん、教室にいらした方へも説明をしていました。堂々と一年間のあゆみを語る姿はとても頼もしく、かっこよかったです。

しろちゃんへの愛情を深め、それを様々な形で表現し、伝えた一年間。春休みの間、牧場へ里帰りをするしろを見送るのはやっぱり少し寂しそうでしたが、それ以上に、期待に胸を膨らませています。2年生でも一人ひとりのペースのびのびと、しかし仲間と良い影響を与え合いながら、成長していくに違いありません。

1年2組からのトピック


だいすき

3学期は、学習発表会に向けて準備を進めてきました。初めての学習発表会は、どんなことをするのか子どもたちもワクワク・ドキドキで、クラスみんなでテーマを確認するところから始めました。学習発表会のテーマは、「伝えよう 学び会おう みんなのあゆみ」です。今年1年間、1年2組ではどんな活動をしてきたか、来てくださった方にどんなことを語ればいいのか、みんなで考えました。「私たちの大切な家族、ひつじのそらを知ってもらいたい!」は、クラスみんなの共通の願いでした。そこで、そらちゃんネルという動画を作り、一人ひとり自分のおすすめのそらポイントを説明することにしました。原稿やポスターを作り、個性豊かなビデオが完成し、当日は教室の中で放送することができました。教室を訪れてくださった方に、だいすきなそらを紹介できて、大成功です。

畑では、ジャガイモを植えました。2年生の宿泊のための材料が、増えています。ようやくにんじんの芽も出てきて、みんな一安心。順調に育てば、カレーの野菜は手作りしたもので作ることができます。お水やったり、雑草を抜いたりして、大きくなるように心を込めて育てています。

教室の前の花壇では、来年の1年生のために育ててきた花の種を植え替えました。晴れた日が続き、ぐんぐん成長しています。色鮮やかな花が、たくさん咲いているステキな花壇になって、1年生が喜んでくれることを願っています。

3月、これまで一緒に過ごしてきたひつじのそらとのお別れの日を迎えました。そらは、一度牧場に帰ります。ちょっとの間のお別れですが、やっぱりさみしいものです。みんなで福田さんに来年も連れてきてくださいとお願いして、そらは牧場へ帰っていきました。次に会う日は、みんなはもう2年生です。立派な2年生になって、そらに早く会いたいな。

1年1組からのトピック


だいすき

子どもたちは2月の学習発表会に向けて準備を進めていきました。当日はホールで「きみが大好きずっと大好き」の歌と踊りの発表も保護者のみなさまに見ていただくことができました。国語の時間に書いたなりきり詩は個性豊かな作品で、発表も立派でした。37人一人ひとりが考えた「羊のあんこクイズ」もとても面白くて、お客様にも楽しんでいただくことができました。1年間のあゆみを自分の言葉で語る姿にも成長を感じました。

多摩川探検は2回出かけました。真冬とはいえ、どちらの日もお天気に恵まれて、すっかり自分たちのフィールドになった多摩川の河川敷を子どもたちは自由に移動しながら、沼での魚釣りや、秘密基地づくり、木登り、土手滑り、花摘み、色水づくり、シーグラス探しなどそれぞれの活動を楽しんでいました。もうそこまで来ている春を感じとっていた子どもたちです。学習参加の保護者の皆様の協力のおかげで、子どもたちは安心して素晴らしい時間を過ごすことできました。

動物たちの毎日のお散歩やお掃除当番も最後まで頑張っていました。3頭のヤギと羊は福田牧場さんに3月15日にいったん里帰りしました。4月にまた会える日を心待ちにしています。

大好きな6年生とは、交流会でたくさん遊んでもらって、全校で送る会をして、「ありがとう」を伝えました。自分たちが入学式の日にもらったメダルを今度は6年生のペアのおねえさんに作ることになりました。すごく真剣に丁寧な文字でメッセージを書き、素敵な絵を描いていました。「これはね。おねえさんが好きなオムライスを食べるパンダだよ」などなど、一人ひとりの思いが込められたメダルになりました。6年生は笑顔で受け取ってくれました。

畑ではジャガイモの種芋を土に埋めました。新1年生を歓迎するために2学期末に球根を植えたチューリップも一斉に芽を出しています。

大切な命と日々出逢い、対話をしてきた子どもたち。4月にはかっこいい2年生になります。