5年3組からのトピック


SDGs 〜多摩川の自然を守ろう〜(仮)

5年3組では、一年間の総合を通してSDGsに取り組むことになりました。複数のテーマ候補の中からSDGsになった決め手は、「世界や未来のために、自分たちができる一歩を踏み出したい」「結果を写真などで『見える化』して、ビフォアーアフターを比べたら、みんなで達成感を味わうことができる」「地域の人にもSDGsに取り組む楽しさを知ってもらいたい」という意見でした。
 SDGsには17個の目標があります。それぞれの目標について本やインターネットなどで調べ、自分たちにどのような取り組みができるか考えたところ、「ゴミ拾い」というアイデアが出ました。そこで、自分たちの通学路である中野島駅周辺と、低学年のときに親しんだ多摩川へ下見に行きました。どちらにも、予想以上の量や種類のゴミがあって、「ふだんはあまり気にしてなかったけれど、やっぱりゴミを捨てている人がいるんだな」と感じていました。
 下見の結果を踏まえて、中野島駅と多摩川どちらのゴミ拾いに行くか話し合い、子どもたちは「自然保護・安全性・活動の楽しさ」という3つの観点から多摩川を選びました。ゴミ拾いに使うものは班で相談して決め、紙やネットの袋、トングや菜箸など色々な道具でゴミを集めることになりました。
 ゴミ拾い当日はみんなやる気満々!予定時間が過ぎても「まだ拾いたい!」と言って夢中でゴミを探していました。タバコやプラスチック容器、お菓子の袋、缶、ビン、ペットボトル…。トウモロコシの芯やフライパン、錆びた鉄パイプまでありました。
 集めたたくさんのゴミを学校に持ち帰って、自分たちなりに分別してみましたが、正しく分けられているのかわかりません。そこで、学園の管財課の工藤さんに分別の仕方を教えてもらいました。学校で出すゴミは「事業ゴミ」になるため、家庭ゴミとは分別が違うということがわかりました。「次のゴミ拾いでは、正しく分別しながら拾いたいね」と、2学期の活動のめあてが決まりました。