劇団流星群
1月、黒姫の宿泊活動から帰ってきた私たちは焦りを感じ始めました。学習発表会まであと三週間ほどだというのに、音楽や効果音、天使の羽や岩などの大道具もできていませんでした。総合リーダーの子たちも、もう少し作業のペースをあげないといけないと思い始めていました。
学習発表会まで残り二週間。どうにか音楽や効果音を劇に取り入れることができました。校長先生や教頭先生たちに劇を観てもらう機会があり、アドバイスをもらいました。「聞こえにくいところが早口になっている」「速いテンポで言われると全然分からない。もっとゆっくりはっきり言わないと・・・テレビと劇は声の出し方が違う」自分たちだけでは気がつかないことも細かくアドバイスを頂きました。その日から、台詞を言うテンポや間を意識するようになり、演技もぐんと良くなりました。
学習発表会の日。子どもたちはやや緊張しつつもたくさんの観客の前で劇をすることに、興奮と喜びを感じていました。今まで練習してきた成果を精一杯表現しようと舞台に上がったのです。二つのグループとも無事発表を終えることができました。
3月、活動の締めくくりに隣接している幼稚園で劇を行い、幼稚園生全員に観てもらいました。幼稚園生の笑い声や「楽しかった」という感想に子どもたちは達成感を得ることができました。