3年3組からのトピック


土、土器

初めてのクラス替えを経験し、教師も仲間も何もかもが新しいスタートを切りました。一から総合のテーマ決めをするのは、初めての学年。「何でもいい」という子どももいて私自身も戸惑いましたが、話し合いを重ねていくと少しずつ自分のやりたいことが見えてきたようでした。何十種類の「やってみたい」という意見を整理すると、①土、土器、②草履、③小物、④表現、⑤お化け屋敷、⑥交流、の6つに大きく分けられました。その中でも人気が高かったのが、①土、土器、④表現、⑥交流でした。
それぞれが支持するテーマで友だちと活動していくうちに、草履、小物、お化け屋敷が消え、3つにテーマが絞られました。3つのテーマに分かれて体験活動をしましたが、「テーマは自分の支持しているものが1番」と他を受け入れない姿勢も出てきたので、3つのテーマに関して全員が体験する「お試し活動週間」を設けました。「交流」チームは、友だちを作りたいという思いからスタートしているので「仲良くなるならドッジボール」と考え、企画運営を担当し、参加した友だちを楽しませてくれました。「土、土器」チームは、光る泥団子作りを教えてくれました。水気を含んだ土を、空気を抜くように固めさらさらの砂でコーティングし、乾いたら磨くという活動は、時間を忘れるほど夢中になりました。「表現」チームは映画作りを目指していたので、手作りの脚本で配役を決め、リーダーになっている子が指示を出しながら皆の前で演じました。「どれもおもしろい」「どのテーマに決まってもいい」と言う声が出てきたので、多数決をして一番多かったものに決めることを皆で確認、そして投票の結果、「土、土器」16名、「交流」11名、「表現」10名となり、「土、土器」にテーマを決定しました。泥団子は体験途中で光るどころか形もいびつです。夏休み中も各自、泥団子作りに励みます。(テーマには決まりませんでしたが、川崎市立下布田小学校3年生との交流を1年間続けていくことになりました。1回目の交流会を、7月3日、下布田小学校にて行いました。)