かがやけ夜空の阿波おどり
~「ご縁」と「感謝」の阿波おどり~
『湘南なぎさ連』の皆さんが来校されたのは、9月9日(土)学校説明会の日でした。体育館で鳴り響くお囃子の音色と迫力満天の阿波踊り…。「本物」を目撃した後は、「私たちも踊りたい」!手足の動き、うちわの動かし方、掛け声の合わせ方…踊りのいろはを教えていただきました。実際の連の方にこんなにも近くで教えていただけるなんて、なんて贅沢な時間だったことでしょう。
・これからどうしていく?
そんなとき、こんなお知らせが届きます。「12月10日に、遊行寺っていうお寺で阿波おどりを踊れることになったよ」
以前、出演が叶わなかったことがあり、それを見兼ねたのか、連長さんをはじめとしたなぎさ連の方がおそらく開催までこぎつけてくださったのだと思います。そのお気持ち、優しさに心より感謝しながらの再スタートです。
「本番、何着る?」「体操服?」「それはちょっとやだなぁ…」「はっぴ作りたくない?」「ズボンはどうする?」「踊りも練習しなきゃね」「うちわは…?」「連の名前も決めないと」「連の色も決めなきゃいけないんだよ」「考えなきゃ」
やることの多さに圧倒されながらも、日々は待ってくれません。踊りの時間が充分とれないために迷いましたが、「自分たちで作る」難しい道を選ぶことにしました。
はっぴや手ぬぐいは、たまねぎの皮で染めることに。そしてその布は、保護者の方に手伝っていただきながらミシンで縫い合わせていきます。うちわは自宅で眠るうちわをかき集め、骨組みにし、和紙を貼り合わせました。
たまねぎの皮は、近くのスーパーで集めたり、とある児童は千葉の加工工場まで取りに行ったり。それでも足りず直前には全校の皆さんにお願いして集めていただいたり、当日煮出して重くなった大量のたまねぎの皮を保護者の方に処理していただいたり…。はっぴづくりでは、布の裁断や縫い合わせ方法決めを、保護者の方にだいぶ教えていただいたり、ミシンの縫い合わせに協力していただいたり…。踊りの見本やお囃子の音源をなぎさ連の方にいただいたり…。各方面からご協力をいただいて、辿り着くことができました。
もちろん子どもたちも、全校の方にたまねぎ集めのチラシを作って伝えたり、布の種類を話し合って吟味したり、なぎさ連の方にお願い動画を送ったり。そして、染め物やミシンかけ本番の活動…最後の一週間と少しで踊りの練習………できる限りのことをやってきました。
そして迎えた12月10日…お天気に恵まれ、大切な人たちに囲まれ、幸せな一日を過ごすことができました。詳細は、小学校ブログとInstagramに譲ります。子どもたちの表情がその全てを物語っています。
「もっとプロみたいに踊りたい。」
本物に出会って生まれた願い。『カリタス夜空連』の演舞は続いていきます。
『踊りは~!カリタス~夜空の~踊りだ~!ヤットサー!ヤットヤット!』