3年2組からのトピック


心を一つに、カリタスみんなのえ顔を作ろう!

「3学期はまず何をする?」という投げかけに「ワークショップ」という返事が戻ってくるほど、2学期に行った4回のワークショップは、子どもたちを活気づかせる魅力的な体験でした。しかしコロナ禍のワークショップには限界があり、ペアクラスの4年生、そして高学年との交流は叶いませんでした。それでも「いつワークショップを始めてもいいように、準備だけはしておこう」と、看板の修理、足りないメダルの準備に取りかかりました。

それと並行するように、2月の学習発表会に向けて計画を立てていきました。当初、対面型の学習発表会を考えていた子どもたちは、教室のレイアウトまで提案してくれました。特に、1年間取り組んできたワークショップと、折り紙工作は教室に飾りたいという強い希望がありました。ワークショップで体験する人が少ない双六の人気を高めたいと、「巨大双六」を作ることが提案され、その3点を中心に教室のレイアウトを決めました。

その後、コロナの感染者が増え、オンラインでの学習発表会となりました。自分が1年間取り組んできた中で、心に残った活動の紹介、折り紙工作など作った物の紹介、ワークショップで学んだことの発表など、それぞれがテーマを決めて自分の言葉で伝えることができました。

学習発表会後は「巨大双六」を完成させ、最後、皆で遊んで活動を終えました。「人を喜ばせたい」と始めた活動。「人の喜ぶ顔は自分をも幸せにしてくれる」ということに気付くことができ、誰に対しても優しい心で接する事のできるクラス、子どもに成長しました。

3年2組からのトピック


心を一つに、カリタスみんなのえ顔を作ろう!

2学期。オンラインでのスタートとなりました。9月は「学校が始まったら、すぐにワークショップ(交流)が始められるように」とその企画をじっくり練ったり、夏休み中に各自が調べ覚えた、手話の動画を見て、皆で練習したりしました。9月下旬から登校が始まり、早速ワークショップの準備に入りました。店は、①折り紙、②カルタ、③すごろく、④昔遊びの4つの、体験型プログラムを考え、カリタス生や保護者を順番に招待して楽しんでもらうことにしました。折り紙チームは、「動物」「多面体」など種類を絞り、折り方を確認しました。カルタは1学期に製作していたので、1位の人がもらえるメダル作りをしました。すごろくは、カリタスに関する事にし、1年生の入学式から記憶をたどり製作しました。昔遊びは缶ポックリとあやとりを準備しました。10月。第1回目のワークショップを開きました。お客様は、保護者の方です。子どもたちの案内に従い、各お店に行って様々な遊びを体験してもらい、アンケートの記入をお願いしました。アンケートは次のワークショップに生かすためのものです。「看板や案内図が欲しい」「難しい折り紙は、学年を考えて紹介した方が良い」「カルタは大人も本気で戦えた」など沢山の意見を頂き、大きな看板と、ポスター作りをしました。11月。第2回目は1年1組で行いました。自分よりも年下の子どもたちに、丁寧に折り紙やあやとりの方法を教え、カルタはわざとお手つきをして、場を和ませたり1年生を勝たせたりする配慮も見られました。12月。第3回目は2年3組、第4回目は3年1組と3年3組を招待して実施しました。学年が違うだけで、興味も反応も違い、こちらの対応も変わる、その難しさを子どもたちは感じたようです。次のワークショップは、「ペアの4年2組を招待したい」と考えています。

3年2組からのトピック


心を一つに、カリタスみんなのえ顔を作ろう!

クラス替えを経て3年生に進級した子どもたち。低学年で動物飼育を経験し、今年は新たに自分たちで話し合いをして総合のテーマを決めていきます。スノードーム・折り紙・手話・多摩川・粘土・昔遊び・・・・数え切れないほどのテーマが出されました。その中で最後まで残った活動が「昔遊び」「カリタス」「ワークショップ」と「手話」でした。「昔遊び」は、折り紙やカルタ、めんこなど、昔遊び体験や工作に興味を持った子どもたちの一押しでした。「カリタス」は、カリタスをテーマにした「カルタ」や「すごろく」を作り、カリタスの紹介をすること、クラスの枠を越えて色々な人たちとつながり皆を喜ばせる、という2つの願いを持っていました。「ワークショップ」は、「お店を開いて、皆を幸せにしたい。お店は昔遊びのことやカリタスの紹介にすればよい」という「昔遊び」と「カリタス」の折衷案でした。一方「手話」も「人を幸せにしたい」という思いは持ちつつも「その手段は手話で」と、ワークショップとは相容れない状態でした。昔遊びの道具を作ってくる子、手話を紹介する子など、自分が支持するテーマに少しでも興味を持ってもらおうと必死にアピールしました。どちらもテーマにするには価値があると考え話し合いを続けましたが、堂々巡りが続きました。「ワークショップに」大多数が賛成する中、少人数になった手話の子どもたち。「手話をワークショップに取り入れ、今後練習を続けていこう」という投げかけに応じ、テーマを1つに決めました。テーマ名は『心を一つに、カリタスみんなのえ顔を作ろう』です。まずは「カリタスカルタ」作りから始め、完成後はペアの4年生と一緒にカルタを楽しみました。2学期はワークショップの計画を立てていきます。