キラキラかわいいラメちゃんの毛で・・・
三学期は、いよいよラメの毛を使った作品づくりに取りかかりました。1年生のときに粘土と綿で作ったラメちゃん人形。それを「今度は本物の毛で作りたい」という声から制作が始まりました。今回の人形制作は、ニードルを使います。間違えて、何度も指に刺しながらも夢中で手を動かしている姿にラメちゃんへの想いを感じます。
2月の学習発表会では、一年間の歩みをふり返りながら、ラメちゃんのことをお客さんに向けて発表しました。毛刈りのこと、羊毛あらいのこと、人形作りのこと、体重のこと・・・。緊張の中での発表でしたが、堂々と伝えている姿から、ラメとの毎日が確かなものだったことがうかがえます。
そして、二学期までとても心配していた体重はあれからどうなったでしょうか。1月には19キロまで減っていたラメの体重。2月に量ってみると、なんと22キロまで増えていたのです。体重が分かった瞬間、クラス中から安堵の声が湧き上がりました。「良かったね」「安心した」と手を取り合う姿も。
そして、3月はラメとの別れの季節。牧場に帰ってしまうラメちゃんのためにプレゼントを作ることにしました。指編みの首輪、キーホルダー、写真立て、それぞれの想いを込めたものを丁寧に形づくっていきました。そしてお別れ当日。ラメを教室に招き入れ、それぞれの贈り物をつけてあげました。最後に優しく頭をなでる子どもたちのその表情には、寂しさ、感謝、励まし、たくさんの感情が入り交じっていたことでしょう。お別れは寂しいけれど、会えなくても心はつながっていることを感じ、3年生へと新しい一歩を踏み出そうとしている2組の仲間たちでした。