星の映画館
2学期は、映りやすい投影機の形とライトの種類、光源と穴の距離の関係を調べることから始めました。初めは思い思いの形や大きさの投影機を作っていましたが、それでは結局、何がベストか分からないという意見が出ました。そこで、条件を整理して取り組むことにしました。形や大きさについて話し合い、まず6つの形(三角錐・四角錐・円柱・半球・球・正十二面体)で、大中小3つの大きさの投影機を試すことになりました。また、ライトも個別に試すのではなく、持ち寄った14種類を順番に試しました。真っ暗な地下室に降りては教室まで上って記録するということを繰り返し、全ての場合を調べ上げました。その結果、球と正十二面体の中くらいの大きさだと星がはっきりと映ることが分かりました。
それから、番組作りの参考にするために「かわさき宙と緑の科学館」のプラネタリウムを鑑賞しに行きました。学芸員の方に方位や明るい星、有名な星座を中心に解説するとよいことなどたくさんのこつを教えて頂きました。
次に、作るのに時間のかかる球を張り子で作りました。そこに調べた円の星図を描こうとして問題が発生。円は球に貼り付けられないということに気がつきました。その後は、がんばって球に星を描く班と正十二面体をまず取り組む班に分かれました。球の班では、球の展開図になっている星図を見つけて穴を開けたり、球にフィットさせられるビニールを使って転写したり、地球儀の経線緯線のように座標を決めて書き写したりして完成を目指しました。正十二面体の班は、正確な星図を見つけた班があり、はじめは順調でしたが、天球儀で確かめると星図が反転していると気がつき、やり直したり、バラして裏返したりして完成を目指しています。早く穴をあけた班は、ライトを入れて映り具合を確かめています。
3学期は、投影機を完成させること、番組を作ること、映すための暗い場所を用意することに取り組みたいと思います。