6年3組からのトピック


我ら6-3コマ撮り隊

3学期は、まずは作品を完成させること。そして、12月に開いた中間発表会でクラスメートや保護者や先生から指摘してもらった点を重点的に手直することから始まりました。手直しすることを「リテイク」と呼び、こうすることで作品としてのクオリティが上がっていくのだと、1学期から講師としてお世話になっている竹内泰人先生から教わりました。内容がしっかり伝わるための「間」の取り方、アップとルーズのカメラの調整の仕方、呼び動作を入れてコマ撮りらしい表現の工夫、作品としての統一感や完成度など、さすが6年生ともなると、これまでに学んできたことを総動員させて、協力して作品を完成させる姿がありました。昨年の劇の総合であったような大きなもめ事はなく、2年間ともに過ごしてきたクラスメートとの協力体制は素晴らしかったです。雪のオンライン授業を利用して、ほぼ完成した4作品をクラス全員で鑑賞する機会がありました。そこでももう一度、感想を述べ合う機会がありました。どのチームも2学期よりもさらに良くなっている出来映えに称賛の声を掛け合うとともに、互いにもらったアドバイスをできる限りいかしてさらにリテイクしたいと意欲が高まりました。学習発表会では、完成したコマ撮りを教室で流し、たくさんの人々が楽しむ表情を目の当たりにできました。また音楽室では1チームずつ時間枠を設け、作品の解説をして作品をご覧いただきました。その際にいただいた保護者の方からのねぎらいの言葉は子どもたちの心に染み入り、達成感を得ることができました。3月は、これらの経験をいかして、卒業動画のオープニングとエンディングを担当させてもらいました。グループで作品のイメージを共有し、手順をさっと打ち合わせし、動画に仕立てる姿に1年間の成長を感じさせられました。

6年3組からのトピック


我ら6-3コマ撮り隊

2学期は夏休みに作成した個人作品を鑑賞することから始まりました。1学期の経験を基にしながら個々で自由に作ったショート作品の数々は、作り手の興味やのびのびとした発想がいきていて、友だちの作品をまた見てみたい!という声が何度も上がっていました。2学期のコマ撮りの制作活動をどのような形で進めていくか話し合う中で、夏の作品のようにコマ撮りの手法や作り手の興味は様々であり、クラスで1つの大作を作るより、いくつかのグループに分かれて活動することになりました。1学期にグループ制作した経験から、1班8~9人で4チームが役割分担としても適当であるとし、テーマの候補を提案発表し、その中から「世界のつながり」「ホラー」「冒険」「童話(不思議の国のアリス)」の4作品に絞りました。クラス全体の目標としては、「老若男女、誰か見ても嫌な気持ちせず(差別や暴力がない、内輪ネタでない)、最後まで飽きずに楽しめる作品」を目指すこと。そこに迫るために、①各チームがコマ撮りのいろいろな手法を使って、動画ではないアナログ制作ならではの良さを活かすこと、②見る人に内容が伝わりやすくなる工夫すること、この2つを柱に活動していくことになりました。そして、コマ撮りのプロである竹内泰人先生から、1学期末に作った作品の講評をしていただいたのをきっかけにコマ撮りのご指導を受ける機会を2回いただきました。クラスの目標については、CM作りなどで竹内先生自身も気をつけていることだと聞き、改めて映像作りの志を強くすることができました。各班の撮影を見てもらった際には、コマ撮りの具体的な工夫をアドバイスしてもらうことが出来ました。12月には中間発表会を開き、そこでクラスメートや保護者や先生から指摘してもらった点を重点的に3学期も引き続き手直ししていこうと話し合っています。

6年3組からのトピック


(仮)見る人に伝わるコマ撮りに挑戦!

6年3組の総合は、5年生の総合の振り返りから始まりました。去年の劇づくりでは、様々な壁にぶつかりながらも、最後にはみんなで協力して本番の舞台を成功させ達成感を得られたことが伝わりました。また、その中で見られた友だちの長所や成長を素直に尊敬する姿もありました。「クラスみんなでやり遂げた総合」という充実感があったと思います。
 6年生の総合では「一人ひとりが意見を伝え合い、それぞれの違いを尊重しながら話し合って進めていきたい」という意見がたくさん出ました。このことから、「一人一人が意見を言い合える関係性作り」を子どもたちは求めていることが分かりました。
小学校最後の総合で何を追究するか。最後まで残った2つのテーマは、「動画制作」と「藍染」でした。動画制作では定義が広すぎるので「コマ撮り」としました。それぞれのテーマの喜びややりがいを考えました。「コマ撮り」では、みんなの特技を生かして役割分担し、試行錯誤しながら制作にあたり、最後に見た人から笑顔や反応をもらう喜び。「藍染」では、藍の命をお世話し、藍色を布にうつし出す研究を重ね、布に色が染まった瞬間や作品に残す喜び。どちらのテーマになっても良いという子も多く、投票の結果、「コマ撮り」で活動をスタートさせました。1学期は、7つのグループに分かれて、まずは1つの作品を作り上げてみようと活動してきました。「切り紙」、「人形」、「人間」、「黒板アート」など、班によって様々な素材の作品が完成しました。共通のめあては、「見る人を意識して」制作すること。見る人に伝わる作品になったのか、2学期に検証し、方向性を決めることから始めていきたいと思います。