1年3組からのトピック


「だいすき」

~ヒマワリ・学校たんけん・動物~
移動動物園で、うさぎ、ヒヨコ、モルモット、ヤギ、ヒツジ、ポニーなどの動物とふれあって子どもたちは、小さなかわいい動物を飼いたいと思っています。しかし、大型動物を飼いたいと希望する子たちもいました。そういう中で、2年1組のヒツジの散歩や餌やりに取り組み、餌の食べ方や力強いことを学んでいきました。9月に動物を決定して本格的に育て始めます。
植物を育て生長の変化を知ることも、1年生の成長にとって大切なことなので、「ヒマワリ」の種を蒔き育てることにしました。4日~5日で発芽しました。子どもたちは、根や芽がどこからどのように出てくるのか知りたいということで種を水を含ませたガーゼに置き発芽させました。根が根毛でおおわれていたり殻をかぶった芽が伸びていく様子を興味・関心を持って観察していました。現在のヒマワリの草丈が、70㎝です。朝、せっせと雑草をする子ども達に感心しています。
学校たんけんも、短い期間で40人の教師と出会いシールを40枚集めた子が11人もいたのには驚きました。
秋祭りの話し合いも、おみこしや盆踊りをしたい、お店屋さんもしたいと大いに盛り上がっています。おみこしは、「ヒマワリを紙で作ったり描いたりしたい。」「おみこしのサイドの面は4つあるから、夏・秋・冬・春の物を作って貼りたい」と意見が出て思いは広がっています。テーマは、「日本の春夏秋冬」がいいと全員賛成で決まりました。子どもたちの意見の広がり深まりには脱帽です。
2学期からは動物が来て、多摩川たんけんで子どもたちの体験や知識が広がり熟成されていくと思います。

1年2組からのトピック


「だいすき」

~ヒマワリを育てよう~
これから育てるヒマワリのために花壇の草抜きと土作りをしました。ヒマワリの種を観察すると、同じような種でも白と茶色(模様)が友だちのものと少し違うのかも・・・。ヒマワリのためにふかふかの土のお布団の準備は万端!土を落ち着かせてから種をまきました。数日経つと芽が出てきて,あっという間に大きく成長しました。その様子を観察しようと外へ出ると、花壇にかわいらしい小さい緑色の草がたくさん生えていいて,びっくり!!でもこのままではヒマワリの栄養が取られてしまうと,一生懸命草抜きをしました。今はこんなに大きく育っています。2学期が始まる頃にはどこまで大きく生長しているのかはお楽しみに!!

~サツマイモを育てよう~
いただいたサツマイモの茎?苗?を観察しました。よく見ると茎が緑色だけじゃなくて、赤紫色の所や虫に食べられた所、枯れたところなどいろいろあります。その上茎からはひょろっと白い物(根?)も出ています。観察した後、土に苗を寝かして植えて水をあげました。ヒマワリと同じようにしっかり草抜きもしています。次の日サツマイモの様子を見てみると、葉がピンと上に立っていました。サツマイモは元気な様子。ほっとひと安心です。ホクホクのサツマイモ、秋に収穫できるのかな??

~○○○?を育てよう~
コスモス小屋から2年生の動物たちが移ってきました。教室の横に羊の遊び場があるので、いつも隣で?授業を一緒に受けています。そこで2年生に教わりながら羊のお世話を一緒にすることにしました。「いつか私たちも自分たちの○○○お世話したいな~」って思いながら,窓から羊たちを見ているのかも・・・。

1年1組からのトピック


「だいすき」

~さんかく池大好き!~
4月、入学した1年生は、さんかく池のおたまじゃくしに夢中でした。家に持って帰って、かえるになるまで大切に育てた人が何人もいました。5月、6月、今度はざりがにを発見!釣り竿を作ってきた人もいて上手に釣っていました。池は子ども達にとって楽しい遊び場です。興味がある物に向かい、自分の思いを持って行動する。そこに友だちとの関わりが生まれ、アイデアが生まれてくる・・・これが総合の始まりだと思います。

~ひまわり、さつまいも、大きくなあれ~
教室前の花だんの雑草をみんなで抜いて耕し、ひまわりとあさがおを育てることにしました。種をまいて、1週間くらいすると・・・かわいい芽がでました。今年の7月はあまり太陽が出なかったのでまだまだ小さいひまわりですが、夏休みに大きく育って欲しいです。
畑には、さつまいもの苗を植えました。「おいもができたら、焼き芋をしたいなぁ」という声も聞こえてきました。

~2年生と一緒に羊のお世話をはじめました~
2年生と、2年生が育てている羊と交流をし、羊と遊んだり、2年生の畑を見せてもらったりしました。7月からは、2年生に教えてもらいながら羊のお世話もしています。2学期から自分たちはどんな動物を育てたいかな。そんな思いを膨らませています。

~夢は「たべほうだい」~
友だちが家で野菜を育てているという発表を聞いて、クラスでも野菜や果物を育てることに興味を持つようになりました。そして、日々食べている野菜などの中から種を取り出し、育ててみることにしました。今は、野菜や果物、お花の種をまき、芽がでるのか実験中です。かぼちゃはどんどん大きくなってつるが伸びてきました。「たべほうだい」が実現できるか楽しみです。

6年3組からのトピック


「歴史劇~日本を今一度洗濯致し申し候~」
 2学期に何度も改良した脚本ですが、もっと分かりやすくしたいという思いを持った人たちを中心に、更に改良を重ねました。そして「脚本5」でやっとオリジナル脚本が完成しました。
 それと同時に、少しずつ演じる練習を始めました。まずは、配役を決めずにクラスを4つのグループに分けて、場面を演じてみました。色々な人がいくつもの役を経験でき、さらに演技が上手な人から学んだり、お客さんに背中をむけないなど基本的なことを学んだりできました。そして、配役を決め、いよいよ上演に向けての練習開始が始まりました。舞台に立ってみると…、声が小さい、舞台を広く使えない、人が重なってしまう、迫力を出せない…。課題が山積みでした。皆で声を掛け合って、何度も何度も改良しました。タブレットで動画を撮り、どこをどう直せばよいかも考えました。
 本番1週間前くらいに、やっと劇が形になってくると、「音響やります!」「照明やります!」と声が上がりました。自分たちでどんどん研究し、役と裏方の仕事の入れ替わりも考え、チームワークよく進めていきました。さすが6年生です。
 本番2日前、同じく劇の総合を頑張っている4年生と、お互いの劇を見せ合う時間をいただきました。そこで4年生の迫力ある演技に刺激され、6年3組の演技は更に真剣になり、分かりにくいと指摘を受けた場面は改良することができました。
 本番まで時間の限り練習しました。子どもたちの演技はどんどん生き生きとしていきました。そして、学習発表会本番。今までの中で一番の劇を観ていただくことができました。
 歴史を学ぶことから初めて、焦りながらも走り続けた1年間。劇作りを通して、クラスの絆が深まり、最高の劇を作れたことを皆で喜びました。

6年2組からのトピック


「インスタントラーメン」
「お湯に戻したときに麺に味がついているようにしたいよね」
「なら、油で揚げる前にたっぷり味付けをしないとね」
(油で慎重に揚げても…シュワー!)
「なんでこんなにはねるの!危ない!」
「んー…水と油が反応してるから?」
「じゃあ味は濃くつけて浸すけど、揚げる前には水分を拭き取ろっか」
「油の温度も下げる?」
「安藤百福は160度で揚げてたけど、私たちは安全も考えて120度とかでやってみる?」
「そういえばこの前、他の班がそれでうまくいってた!」
「それでいこう!」
(再度油で揚げると………)
「おー!はねない!」
「上手くいったー!」
「Aちゃーん!できたよ!」
「待って、でも中まで火が通ってないみたい」
「うそ。カップの形にしようとして麺を押しすぎたからかなぁ…」
「まんべんなく火が通ると、色もきれいになるから、次は色も」
「形もよくしよう!」
・・・

これは、6年2組インスタントラーメン作りの会話のごく一部です。
「お湯かけたら戻る即席ラーメン」を目指してきました。数え切れない失敗・改善・成功・失敗…を経験してきました。9月にチキンラーメンを作り、共通の体験をもっていたので、作り方のキホンは皆で理解し合っています。でも、実際に「私たちだけでやってみる」と、初めて出会う課題が出てきます。その解決法を考えては試し、悩み、考えては試し、悩み…の繰り返しでした。回を追うごとに、揚げ方はもちろんのこと、お皿洗いや机拭き等の片付けも同時並行。息が合うのです。作業の段取りも抜群に。校訓である「ともに祈り 学び 仕える人に」を、総合の時間で体現していきました。

2月16日、1年間の学びを伝える学習発表会では、文字を追って伝えたり、保存してきたラーメンの実物を比較しながら説明したり、「ピヨ軒」でラーメンの試食をふるまったり…カップヌードルミュージアムのように洗練された「白」で統一された教室内で、一人ひとりが各々の場所で大活躍でした。これまで真剣に頑張ってきたので、伝えたい気持ちを強くもっていたのだと思います。

卒業まで1か月。提案されたのは、「お世話になった先生たちとお父さんお母さんにプレゼントしたらどう?」という思い。「人に渡す」「感謝の気持ちを渡す」となれば、一層力がこもります。パッケージは、お手製。中にはメッセージカードを添えました。校長先生をはじめとした先生に渡しにいったとき、「喜んでくれたのが嬉しかった」と自分自身も喜びを感じられました。6年生での学年目標「大きな木になろう~あなたの幸せはわたしの幸せ~」を、この総合を通じて自分が味わうことのできた実りある締めくくりとなりました。

6年1組からのトピック


「黒板あーと」
 教室をギャラリーのようにしたい! そのためには…、クラスでいろいろ考えて、学習発表会ではその願いを実現させました。グループごとに「テーマ」を決めた大型作品(黒板も手作りです)がメインです。消してしまったこれまでの作品は写真で展示し、自分たちのあゆみが分かるようにしました。また、黒板アートの様々な技術を紹介するコーナーや、ミニ黒板作りの体験コーナーも開設しました。「黒板あーと」の楽しさ、奥深さが伝わった一日となりました。もちろん、自分たちの言葉で、自分たちの「あゆみ」を参観に来られた方々に語りました。これまでの学習発表会での経験を生かして、どんなふうに語るのかも、一人ひとりがよく考えていました。
 総合の終わり方は、思い思いに作品を描く子、卒業式や入学式で飾る看板を描く子など様々です。自分たちは卒業してしまうので4月にはいないけれども、入学してくる新1年生にカリタスの楽しさを伝えたいという願いをこめて描きました。人に喜んでもらえる総合、人のために自分の力を仕える総合となりました。でも、何より、黒板あーとが楽しかったことに満足の一年でした。

5年3組からのトピック


「切って びっくり  ふたご みつごの きんたろう」
 3学期は、学習発表会の計画からスタートしました。一番見て頂きたいのは…何といってもべこ餅づくりの腕前!そこで、1回分残っていたすいかかオレンジかバラのべこ餅作りをした後、グループ替えをして、実演するべこ餅の柄をグループ毎に決めて、2回練習をしました。小菊、小さな花、かたつむり、バラ、青リンゴ→富士山、うさぎ、さくらんぼ、祝文字、キャンデー→ミニオン→四海巻き。色の濃さや細かい部分の形まで考えて、工夫して、調整して、本番に備えました。

 発表会当日は10回目のべこ餅作りです。もう生地作りはお手のもの!すぐ近くでお客さんにじぃーっと手元を見つめられてとても緊張しましたが、練習の時よりも手際も良く形を作っていきました。そろそろそろ…と心配しながら切ってみると…カワイイ模様が現れて「わぁーーすごーい!」とたくさんの拍手をいただきました。他に、粘土での体験コーナーが人気でお客さんが絶えることがありませんでした。

 学習発表会後はふりかえりをして、きんたろうの総合をどのように締めくくるか相談しました。やりたかったクッキーや飾り巻き寿司を…という意見もありましたが、結局、今まで10回の経験と技を生かしたオリジナル模様のべこ餅を作ってみようということになりました。使う生地も今までで一番多い400グラム!レシピを探し出したり、今までの模様をアレンジしたり、イラストから計算をくり返して新しい模様に挑戦したり…グループによって違いはありましたが、みごとにオリジナルべこ餅を作りました。「ダメかも…失敗かな?」とドキドキしながら切ると…
  切って びっくり! ふたご みつごのきんたろう でした。

5年2組からのトピック


「作ろう!学ぼう!日本のうちわ」
 うちわ完成に向けてラストスパート!2学期の間に薄く削っておいた竹を、次は彫刻刀やなたを使って細く割き、うちわの骨にしていきました。ここまで来れば簡単にできる…かと思いきや、細くし過ぎて折れてしまったり、思うような本数にできなかったり。苦難はまだまだ続きます。それでも挫けず、毎回毎回チャレンジする中で、十数本、二十数本にまで竹を割けるようになっていきました。
 「あれ?うちわのカマ(弓)を付けるには、穴を開けなくちゃいけないよ!」一難去ってまた一難、次は竹の節に穴を開けるという新しい作業が必要に。ここでは、ハンドドリルや電動ドリルの使い方を研究して、どうにかカマを通すことを目指しました。
 みんなで活動を進めていくと、それぞれの作業に「職人」が生まれていきます。なた、のこぎり、やすりがけ、穴開け、骨を広げる作業、糸で編む、貼り工程…あえてグループを作らずに活動をしてきましたが、自然と得意分野をもって、役割分担をしていくようになっていきました。「ここ教えて!」「そこは私がやるから、こっちはお願いしていい?」総合の時間には、友達同士の会話が飛び交っていました。
 一人が1つ作っていくうちわは個人による作品、一人一人の活動です。しかしその製作過程の中には大勢のクラスの仲間がかかわり、協力していました。ある子は「骨組みを編むのも、竹をさくのも、うちわの貼り工程も全部、みんなや先生に教えてもらいました。なので、自分のうちわはみんなで作った、みんなのうちわだと思いました」と、振り返っています。仲間と作っていくからこそ、難しいことにも勇気をもって挑戦し、根気の要る作業にもねばり強く、励まし合いながら取り組んでこられたように思います。
 本当は和紙も一から作った手作りした物を貼りたかったのですが…そこまでは力及ばず。ただ、障子紙に絵の具で絞り染めの模様を付け、オリジナルの紙を貼ることができました。出来上がったうちわを使い、ひな祭りの日にはちらし寿司を作ったという子もいました。
 カリタスの歴史の中でも初めての挑戦だった“うちわ作り”。最後は「あの生えている竹から作ったんだと思うと…何だか、すごいね」と、みんなで笑って話しました。

5年1組からのトピック


「いつもそばのそばにいたい」
 第4回目のそば打ちは1/21、Mさんがお願いをした加瀬名人と一緒に、1つ1つの手順とポイントを押さえながら行いました。その際、水回しが一番大切なこと、菊練りとヘソ出しを丁寧にする事を教わりました。そして麺切り包丁で切ってみたいという意見が出ました。すると、3人の人が持って来てくれました。
 そして1/31の第5回目は、名人に教わったことを皆で1つ1つ確認しながら丁寧に打っていきました。すると・・・どの班も見事成功!さらにそば切り包丁で切ると細く真っ直ぐ切れたのです。「やはり道具は大切なんだな」と何人もの子が振り返りに書いてきました。
 2/7の第6回目は、五割そばから七割そばへと、そば粉の割合を増やしての挑戦です。やはり麺切り包丁のおかげで細い(長くはないのですが)おそばになりました。今回も大成功です。
 すっかり自信を持った子どもたちの最後の挑戦は3/4。いよいよ十割そばに挑戦です。丁寧にそば粉に水を入れてほぐしていきます。でも、捏ねに入ると早速問題点が現れました。生地がぽろぽろとくずれてしまい、上手くまとまらないのです。結局その生地を捏ねて切って茹でても、細くつるっとしたおそばにはなりませんでした。結局おそばらしくなったのは8班中、たったの1班だけでした。やはり十割そばは難しい!自分たちの自信がもろくもくずれてしまいました。
 1年間、テーマ決めとそば打ちで終わってしまった5年1組の総合ですが、総合委員を中心に、失敗を皆で考え、工夫してきた活動をとても楽しみ、一緒に取り組んだことで生まれる団結力や探究心を実感しました。
 学習発表会では、「自分たちのあゆみや調べたことを伝えたい!」と積極的に説明する子が何人もいました。そば打ち体験を粘土で行なうことも子どもたちのアイデアと工夫から実現しました。