「モザイクアート」
友だちの作品から、モザイクアートで「立体感」と「色の工夫」をしたい、そして「社会に向けてメッセージ性のある作品を作りたい」という希望をもって総合を進めることにしました。
4人の総合委員さんを中心に、印刷物の色の出し方を顕微鏡で調べたり、丸シールを使って作品を作ったりと活動を中心に進めました。途中、丸シールアートに魅せられる子が続出しましたが、校長からの「ただ丸シールを買って貼るだけの総合でいいの?」というアドバイスを受けて、材料から自分たちで作るのが総合だと気づくことができました。
目標であるメッセージ性のある大きな作品を作りために、もう一度「モザイクアートとは何か」「モザイクアートの美しさとは」「自分たちの作品で工夫できること」などを皆で調べました。その中で、モザイコとしてペットボトルのキャップや石、ビーズなどのアイデアも出ましたが、トイレットペーパーの芯を広げて色付けをし、1㎝角に切ったらよいのではないかと、この冬休みにトイレットペーパーを各家庭で集めることにしました。
また、コロナはひとまず置いておいて、自分たちが考える社会の問題点を全員がロイロに提出し、それについて発表しました。そのうちのSさんは、気象庁からの気温の変化のグラフと、地球温暖化による海水面上昇の範囲の地図を示しながら、自分たちの生活が脅かされていることを力説しました。また、Mさんは、自分の家でも行っている保護犬の世話の話と殺処分の現状について報告していました。
そうした社会の問題点をまとめていくと、今話題になっているSDGsに行き着くのではないかと気づき始めました。そこで改めてSDGsについて調べてみると、確かにそうです。そこで、3学期に向けてSDGsの17個の目標のうちの一番伝えたいことを4人グループでモザイク画に表現してみました。
3学期はこの作品の振り返りといよいよ目標であった大きな作品の構想、実践に入っていきます。