2年1組からのトピック


もっともっとだぁいすき!

2年生に進級した子どもたちはクラス替えもなく、羊のアンが学校に戻ってくるのを楽しみに待っていました。小屋の掃除や周囲の雑草を抜きながらその日を指折り数えて待っていたのです。4月21日、悦びの再会。この日に牧場の福田さんが毛刈りをしてくださいました。怯えるような表情で毛が刈られる時間を我慢するアンの姿を瞬きもせずに見守っていた子どもたちです。あんなにしんどい思いまでして羊毛をプレゼントしてくれたアンの気持ちに応える飼育活動が再び流れ出したのもこの日でした。

1組の子どもたちの精神的な支柱はアン・・・ 物事の始まりの座標軸になるのはアンの存在・・・ 活動が停滞するときに励ましてくれるのはアン・・・ 聴いてほしいことを受けとめてくれるのはアン・・・。仔羊とみんなは一緒にいるだけで幸せな気持ちになるのでした。

4月以降の活動は・・・、羊毛のゴミや汚れを手作業でとる・・・。(今後は大事に洗う展開へ) 体重を計測する・・・(毎月)、夏野菜の栽培と収穫・・・(畑と植木鉢、前年度からのジャガイモとタマネギの栽培も継続、絵画や造形活動による表現)、その具材を使ってカレーを作りみんなで校内に宿泊・・・(もっともっともくもくお泊まり会 6月22日~23日)、2度の多摩川探検・・・(5月2日、7月6日)など、活動がもりたくさんの1学期をみんなで駆け抜けました。

発見、問い、試行錯誤、工夫が連続的に起こっていますが、そのベースになっていたのは前述の通り、羊のアンへの愛情と飼育活動です。

これら4つの要素はそれぞれが絡み合いながら来学期以降にもつながっていくことでしょう。

1年3組からのトピック


学校たんけん だいすき!

4月下旬から、1年生は学校探検を行ってきました。学校の地図を持って様々な先生のもとへ行き、自己紹介をすることでその先生からシールが貰えます。10枚、20枚、30枚、40枚とシールを集めるたびに、はなまるやキラキラシールのご褒美がもらえるということもあって、休み時間のたびにペアの6年生や先生、友達に「一緒に学校探検に行こう!」と誘っている姿をよく見かけました。廊下を歩いていると、学校探検の紙を持った1年生といたるところですれ違います。毎日頑張って取り組んでいるために、地図の紙がボロボロになり始めている子も珍しくありませんでした。中にはシールを50枚集めた子もいて、その頑張りを称えてメダルを贈呈しました。すると、みんなのやる気にいっそう火がつき、終業式の日ギリギリまで、はりきってシールを集めている子もいたほどでした。

初めは、それぞれの教室の場所すら分からない1年生でしたが、この学校探検を通じて、カリタス小学校の様々な場所や先生を知ることができました。これからも、カリタス小学校のことをどんどん知って、どんどん「だいすき」なものを増やしていってほしいです。

「たまがわたんけん」は1年1組「畑と動物」は1年2組のページをご覧ください。

1年2組からのトピック


畑と動物 だいすき!

入学してから、すぐに動き出した総合の授業。どのクラスも初めての授業でドキドキの状態でスタートしました。

1年生の教室の前には、大きな花壇があります。4月は昨年度の1年生が植えてくれたチューリップがきれいに咲いていましたが、今度は自分たちで花を育てます。選んだ花は、ひまわりです。雑草を抜いたり、球根を掘り出したりして、下準備をし、一粒ずつ丁寧に植えていきました。小さな双葉の芽が出たと思っていたらズンズン背が伸びて、子どもの身長よりも高くなり、花が咲くのを今か今かと待っています。

また、畑には5月にさつまいもの苗を植えました。最初は発育が悪くどうなるかみんなで心配しながら雑草を抜いていましたが、7月には蔓も伸び、葉っぱもたくさんつきました。秋には美味しいさつまいもが収穫できるように、お世話を頑張っています。

そして、カリタスの総合と言えば動物のお世話です。初めから決められた動物がいるわけではないので、クラスごと一から話し合います。どんな動物がいるのかな。お世話をするのには、どんなことを調べなくてはいけないのかな。2年生に、話を聞いてみよう。様々な考えや思いがあふれて来ます。長い話し合いの結果、1組・2組はヒツジ、3組はヤギと決まりました。早く学校に来てくれないかなと首を長くして待っていました。3頭が学校に来てからは、みんなの動物大好きがあふれていました。顔を見て名前を決めたいという願いから、各クラス名前を決めました。1組はあんこ、2組はそら、3組はしろです。どの名前もステキな願いが込められています。毎日休まず、小屋のお掃除やお散歩当番も頑張っています。是非、小学校に来たら3頭の名前の由来や、3頭の顔を見てください。

「たまがわたんけん」は1年1組「学校たんけん」は1年3組のページをご覧ください。

1年1組からのトピック


たまがわたんけん だいすき!

1学期は2回多摩川探検に行きました。子どもたちは出発前の総合の時間にグループで作戦会議と称して何をしようかと楽しそうに話し合っていました。多摩川の現地では、まず沼に入って魚をとろうとする子どもが大勢いました。小魚だけでなく大きな鯉まで捕まえた子どももいました。虫取りをする子ども、石集め、石投げをする子ども、草すべり、木登り、秘密基地づくりなどなど、思い思いの遊びをしていました。たくさんの保護者の方々が、お父さん先生、お母さん先生として参加してくださり、子どもたちを安全に見守ってくださいました。

多摩川は、行くたびにその姿を変えています。2度目の多摩川探検ではさらに大きくなった沼で、前回よりもたくさんの小魚やエビを捕まえようと子どもたちは頑張っていました。もちろん他の遊びにも夢中でした。

「楽しかった~」「次はいつかなあ・・・」次回の多摩川探検を心待ちにしている子どもたちです。

「学校たんけん」は1年3組「畑と動物」は1年2組のページをご覧ください。

5年1組からのトピック


レッツ手話 ~相手の気持ちを考えよう~

2学期から続けている手話による「ピノキオ」「マッチ売りの少女」「くまのプーさん」「浦島太郎」の4つのお話。3学期は、「よりどうやったらしっかり伝わるか」を考えて練習を続けます。「(手話の動きが)速すぎる」「(手話の動きが)小さくて」などの課題をクリアしようと、お互いに見合いながら進めました。

また、自分たちのここまでの取り組みをまとめるという活動に着手。それぞれのグループ毎に、自分たちがどうやってきたのかをまとめたり、そもそも「手話とは」ということを調べたりとしました。子ども達の頭の中には「2月の学習発表会で発表する」という流れが自然とできていたようです。

そんな活動をしていたところ、再び襲ってきたコロナによる感染拡大。これにより、結局、対面での発表会の開催は難しくなり、今年もオンラインでの開催となりました。実際にまとめたものを観て欲しかったし、手話も観て欲しかったし。子ども達の思いは複雑です。

でも、切り替えも早く、「オンラインだったら…」という前向きな気持ちで活動に取り組み始めます。画面の向こうで観てくださっている方々に「手話を交えて説明する」ということへの挑戦が始まります。グループ毎に何をどうやって、手話を交えて説明するのかを相談し、分担し、その準備に取り組みました。こうしながら、また手話を自然と身につけていっていました。学習発表会では、一人ひとりが自分のできる目一杯の方法で、今年の総合について語ることができたと思います。

発表会を終えた3月に入ると残りの活動時間もあと僅か。でも、まだまだ意欲的な子ども達は、そこから「新1年生に向けて」と新たな活動を始めました。次年度、自分たちは6年生(最高学年)になり、新1年生とのペアを組んで過ごします。入学式にも一緒に参加の予定です。そこで何かこの活動を生かしたことができないか…。

コロナによって、いろいろな制約がまだあります。そこでできること。手話を交えた歌を動画で作って、それを観てもらえいたいという気持ちが沸いてきました。本来なら直接目の前で歌ったり手話をしたりしたいのですが、できないならば「動画で」と今年度から各自が持っているiPadを使って部分撮り、編集をして作りました。「えがおの芽」という歌です。明るく、前向きに進んでいける歌です。新1年生だけでなく、たくさんの方が観て、前向きになってくれたらいいなと思っています。

6年3組からのトピック


映画制作~思っているだけでは始まらない~

3学期は、「世界平和計画」と「予告編」の撮影の続きから始めました。監督は、撮影が効率的に進められるよう細かな撮影スケジュールを立て、助監督は監督や俳優をサポートし撮影が順調に進むように努めました。衣装担当は何日分もの俳優の衣装を管理し、美術担当は小道具を作ったり借りる物の手配をしたりしました。俳優は役のキャラクターを把握し、マスクをしていても表情が伝わるように演じる工夫をしました。カメラマンは、画面がぶれないように脇をしめて撮影しました。音声担当はカメラに映らないように気を付けながら俳優の声を録音しました。音楽担当は主題歌作りに挑戦し、映画の内容にぴったり合った曲を作りました。最後に、編集担当が、映像・音声・音楽といった皆の力を一つにつなげました。予告編は、物語の全ては映像にしませんが、物語の内容をよく考えて、続きを見てみたくなるような予告作りに励みました。

3学期は時々オンライン授業になる日があり思うように撮影や編集が進みませんでしたが、「焦らず良い作品を作りたい」という思いを持ち、丁寧に仕上げました。メイキング動画も作り、自分たちの映画制作の過程も知っていただけるようにしました。

3月、ようやく映画が完成し、いろいろな方に見ていただくことができました。まずは、ペアの1年生に見てもらいました。1年生に映画の内容が伝わり喜びました。

次に、シナリオセンターさんの「こども動画祭」に参加させていただきました。他校のみなさんが作った動画を見て刺激をもらいました。また、映画の感想をいただけて励みになりました。

最後に、学年の保護者の方を招待する「総合デー」を作り、学年の総合を発表しました。学年みんなで作品を見合うことができた上、大きな拍手とたくさんの感想をいただき、子どもたちは達成感を味わっていました。

クラスのみんなの力を合わせて作った映画は、子どもたちの自信作です!

6年2組からのトピック


劇×民族楽器

3学期の2組の総合は、「劇」発表に向けて「大道具作り」と「劇発表練習」に終始しました。

とにかく、一月の初めから外部受験の児童の登校が無くなってしまいました。教室で活動できるメンバーが、僅か13名足らずでした。(日によっては、更に少なくなった日もありました。)この留守番チームだけで、総合の時間にできることは、「大道具作り」でした。自分の演技する地域に限らず、手の足りない地域や遅れている地域の大道具の製作に来る日も来る日も奮闘しました。こうして一月も終わり、いよいよ二月を迎えました。二月の一週が過ぎたら、徐々に仲間が教室に戻って来ました。留守番チームの喜びは、「仲間の進路決定に対する思い」と「また一緒に総合活動ができる喜び」があったことと思います。いずれにしても、活動は急ピッチで再スタートをしました。

しかし、学習発表会という一つの到達点が2月17・18日ということを考えたときどの子の中にも「劇発表が本当にできるのだろうか?」という思いがあったものと思います。一度も舞台での全場面を通して演技練習すらしたことが無い状況でした。発表会まで一週間足らずで、間に合うはずは・・・しかし、子どもたちは誰一人として、そのようなことは言いませんでした。子どもたちには、2年越しでここまでたくさんの困難を乗り越えてクラスみんなで取り組んできたからです。子どもたちの願いは、「大勢の人に劇を見て、演奏を聞いていただいて、元気を出してもらいたい!」という熱い思いがあったからだと思います。「人のために・・・」が、去年からの総合のテーマでした。

その頃、コロナの感染率とまん延防止ということが、学習発表会の実施及び発表形式等について教員の中で話題となってきました。これは、6年2組の総合にとっては、非常事態と言ってよいくらいの大問題でした。昨年の発表会がそうだったように、保護者の来校を無くし、児童は、分散登校してオンラインで2日間の発表になった場合、2組の子どもたちが目標にしてきた「劇発表」ができなくなるからです。学校の決断は早かったです。教職員で話し合いを重ね、昨年同様の形式でオンライン発表会とします。この結果を早速私は子どもたちに伝えると、学習発表会の終わった後に、2組だけで劇発表の機会をつくりたい。という意見が子どもたちから出されました。当然の意見だったし、担任も同じことを考えていました。小学校の体育館での発表は、他学年との交流すらできない現状で、保護者の方々に来校していただくことなど更に無理だと思い、すぐに学園講堂の借用時期を探りました。まず、6年生の卒業までの行事や予定、そして、2組児童の練習日程を逆算して出された日が、3月10日でした。発表が現実のものとなったら、どの子もひたすら頑張るだけ!「大道具・地域毎の劇練習・エンディングの演奏」全てを総合リーダーが中心となって、発表会に向かっていきました。ここからの6年2組の子どもたちの底力に驚かされました。学園講堂での通し稽古は僅かに2回。しかもエンディングの演奏に至っては、「曲の流れ、演奏の形態、お互いの立ち位置」これらを決める練習もたったの一度だけ。しかも、全て児童達だけで決まっていきました。3月10日の本番は、3度目の舞台演技でした。演技終了後には、会場から暖かい拍手!みんなの力に感動!

6年1組からのトピック


Smile for World ~笑顔を地球のために~

3学期は、学習発表会に向かって本格的に活動したい時期でしたが、オンライン授業になったり欠席者が増えたりして、なかなか思うように進められませんでした。できることを、できる範囲で、協力して取り組んできました。チームは、「環境問題PR」「SDGs情報発信」「貧困問題(SDGs動画作成・改め)」「KRAM」「リサイクル(学校紹介改め)」「ピタゴラスイッチ」「スタードーム」「放置竹林問題」「全体統括」の9つ。それぞれの関心に基づいて、伝えたいことをチームごとに動画にしていき、全体統括チームはそれをつなぎ、オープニングとエンディングに加えて編集作業に取りかかりました。学習発表会のためのポスターや掲示物も、作成しました。

2月17・18日の学習発表会(オンライン)では、30分の枠を2~3人で担当し、SDGsの目標達成を目指して積み重ねてきた活動を、精一杯伝えました。何度もプレゼン大会や中間報告会を繰り返してきたので、自分たちの活動だけでなく、他のチームの内容も自分事として語ることができました。Zoom越しではありましたが、完成した動画“SMILE FOR WORLD~笑顔を地球のために~”も上映しました。

そして3月10日は、学年総合DAYを行い、学習発表会では表現しきれなかった内容を6年生の3クラスで伝え合い、学び合いました。学習発表会後に発展させた活動内容を追加して、改訂版の動画“SMILE FOR WORLD~笑顔を地球のために~”を保護者の方々、他クラスの友達にも観てもらい、心温まる感想をいただきました。1年間のふり返りとして、「やりきったなという達成感があった」「最後の学年にふさわしい納得のいく総合になった」「SDGsを学んだことは将来に生かせると思った」「クラス全員で協力しながら作り上げていったので、このテーマにして良かったなと思った」「SDGsにこれからも貢献していきたい」「世界のみんなも笑顔にしたい」等の言葉がありました。自分たちが選んで歩んできた道に自信を持ち、未来につなぐ希望を見出せたことが、6年間最後の総合の収穫です。

5年3組からのトピック


SDGsを広げよう~生き物が住みやすい多摩川を~

3学期は「SDGsを広げるためには、他の人の活動も知るべきでは?」との声が上がり、オンラインでのフォーラムに参加する人が出てきました。そこから学んだことは、「大切なことは、今自分がやっている活動を続けること!」というメッセージでした。それを実践すべく、再び多くの先生達にも声をかけて第6回多摩川ゴミ拾いを計画しましたが、残念ながらコロナや雪による休校や閉鎖があったため延期となりました。

その代わりに、近づく学習発表会での活動の発信方法を考え、かべ新聞やリーフレットを作って、これまでの体験や調べたことを伝えよう、そして一人でも多くの人にSDGsを広げようということになりました。時間のない中で、みんなが団結して力を合わせたことでリーフレットも新聞も満足のいく内容に仕上げることができ、2月の学習発表会では全員が自信を持って自分の言葉で活動の歩みとSDGsを実践することの大切さを熱く語ることができました。

全校に広めて集めたペットボトルキャップは、回収業者さんを見つけて連絡し、宅配便で送り、リーフレットはペアクラスの2年生にも配布し、新聞は近くの子ども文化センターに掲示してもらうことになりました。こうして、多くの人とつながり、支えてもらった活動は締めくくりとなりましたが、3組のみんなはこれからも自分にできる、家でもできる、SDGsをコツコツとやっていく気に満ちています。

5年2組からのトピック


コマ撮り放送局052

『5年2組コマ撮り~力を合わせればなんでもできる~』の撮影が本格化してきた3学期。順調に進む特撮部分の撮影に対し、パラパラ漫画部分では『誰がどのシーンを描いているか分からず、作業が重複する』ということが頻発したため、進行係が台本に合わせた進行表を作成。それを見て確認しながら作業することになりました。

特撮が撮影終了した後は、クラス全員でパラパラ漫画部分に取りかかります。作業人数が増えたことで、分業の難しさに再び直面しましたが、声を掛け合って乗り越えました。

一月末に開催した「オンライン総合DAY」では、たくさんの保護者の皆様にご参加いただき、まだ作成中ではありましたが動画を一緒に鑑賞することができました。その後いただいた感想や修正した方が良い点について検討し、修正しながら作品の完成を目指しました。

学習発表会当日には、作品の完成は間に合わなかったものの、たくさんの方に鑑賞していただくことができました。そこで寄せられた感想や意見を元に、再び話し合いを持ちました。挙げられた修正点を、その優先度によって仕分けし、優先度の高いものから順に手をつけていくことになりました。『そこを直さなければ物語の内容が分からないところ』と『色がまだ塗り終わっていないところ』を最優先の修正点とし、クラス全員で取り組みました。遊ぶ子は一人もおらず、総合の時間だというのに教室は静まりかえるほど、子どもたちは皆集中して作業をしていました。

コマ撮りで作ったエンドロールを含め、作品すべてが完成したのは3月17日。教室をシアター形式にして作品を鑑賞し、達成感よろこびを噛みしめました。修了式の日には、1年生から5年生までの全クラスに行き、作品の完成報告と鑑賞のお願いをしてきました。