6年1組からのトピック


思い出の校舎を残そう ミニチュア作り

1学期の終わりにやっとテーマが決まり「思い出の校舎を残そう ミニチュア作り」の活動が始まりました。

校舎の新棟と改築の工事が始まっていて、早く自分たちが担当する教室などの測量をしなければなりません。ところが、巻き尺できちんと長さを測ることは難しく、何度も測り直していました。

「どのくらいの大きさのミニチュアにするか」総合係が司会となって何度も話し合いをして、設計事務所の方に質問にも行きました。設計事務所の方には「大きすぎるかも」とアドバイスをもらいましたが、1/25の縮尺にすることがようやく決まりました。測った長さを25で割る計算を何度も続けて平面図を作り出したのですが、測り忘れがたくさんあり苦労していました。

「どの厚さのスチレンボードが作りやすいか」も設計事務所の方に相談をして、5mmの厚さで表面に白い紙が貼ってある物にしました。スチレンボードに壁を貼り付ける糊代も考えて床や壁をカッターで切り始めました。真っ直ぐ垂直に切り出さないときれいに貼り付けられません。

「やっと箱形になったけど、教室に見えない」「黒板をつけよう」「緑に塗ろう」など次の目標が次々と出てきました。

5年3組からのトピック


ペットボトルで作るエコの世界

全校に協力していただき、ペットボトルを集めました。二学期は、ゴミ袋10袋以上の集まったペットボトルを使って作品作りをしてきました。一つ目は、ペットボトルの素材を知るため、個人の作品を作ることになりました。そこで、虫除けとして効果があると言われるオニヤンマを作って帽子に取り付けて、宿泊活動の登山で使いました。

二つ目は、班ごと考えて一つの作品を作ることになりました。ここでは作りたい物のイメージが先行し、ペットボトルをどうにかしてイメージの形にしようと、細かく切ったりつぶしたり、接着もテープや接着剤を大量につかったり、マジックでぎっしりと色を塗った作品が出来上がりました。しかし、作品は子どもたちは思ったようにできなかった不満が強くなってしまいました。また、接着剤やテープ、色を塗るなどは最終的にSDGsにはならないと言う反省があがり、これでは不要なゴミを増やしていることになるのではないかという意見もでました。

三つ目の作品は、作りたい物が同じ物同士の班にし、イメージを共有しやすくすることにしました。写真のクリスマスツリーや花は、接着剤を使わずに作られています。

た、ペットボトルの形に目を向け、模様や形を生かす工夫を考えるようになり、光の反射を利用することで透明の美しさを際立たせるようにと進化してきました。

5年2組からのトピック


みんなの仲を深めよう!多摩川調査

多摩川BOOK作成のため、多摩川のことを調べていきました。その中で、自分たちの知っている多摩川は『多摩川のごく一部にすぎない』ということに気づいた子どもたち。多摩川はどこから始まって、どこに流れ着くのか調べているうちに、多摩川の最初の一滴を見てみたくなりました。そこで、水干に行く計画を立てたのですが、水干のある笠取山に登るには費用がかかります。そのため子どもたちは多摩川の植物を使って何かを作り、売ることで資金を作ろうと考えました。時期的なことも考慮した結果、松ぼっくりや芋のツルを使ってクリスマスのリースを編むことになりました。休日に公園に出かけて松ぼっくりを集めに行ったのはもちろん、子どもたちの知り合いや親戚の方から資材をたくさんいただきました。また、芋のツルは一年生が育てたサツマイモのツルもいただきました。みんなのやさしさに支えられ心を込めて作ったリースは、全校の保護者のみなさまのやさしさにより完売しました。応援してくださる方々、協力してくださる方々の気持ちに応えるべく、子どもたちは水干を目指す準備をしています。

また、多摩川BOOKのひとつとして、多摩川の大きな地図を作ることになりプロジェクトが進んでいます。多摩川について調べるうちに、学校のそばには二ヶ領用水という多摩川から引かれた用水路があることを知り、二ヶ領用水部が発足、下見をしてクラスのみんなを案内することもできました。

次々と広がっていく多摩川調査、3学期も楽しみです。

5年1組からのトピック


これ、全部トリックアート。

トリックアートの総合が本格的に動き出しました。まずは、個人や数人のグループで一つの作品を作っていきます。調べて見つけた見本を頼りに丁寧に書いていきますが、なかなか上手くいかない部分が多いです。そこから、本物に見えるようにするには影のつけかたが重要であることに気づき、よりきれいな影を描くためにいろんな方法を考えました。鉛筆を寝かせて芯を太く使って描くこと、描いたあとにペーパーを使ってこすることなど、新たな発見がつながっていきます。

10月が終わる頃、自分たちの作品を他の人に見てもらいたいという声から、校内の多目的ホールに作品を飾ることになりました。校内のたくさんの児童や先生、保護者の方に見てもらい、感想をもらって、みんなにとって良い刺激になりました。中には、「こうするといいよ」のようなアドバイスも丁寧に書かれていて、書いてくださったみなさんに感謝です。

ゆくゆくは、クラスみんなで協力して一つの大きな作品を作りたいと思っている一組。その前段階として、11月からは4人グループで一つの作品を模造紙に制作していました。ひとりで好きなように描ける個人制作とは違い、意見が合わなかったり、役割分担が難しかったりと、グループ特有の難しさを感じているようです。そんな中でも、仲間と協力するから上手くいったところも確かにあり、班での作品作りの良さも実感していました。二学期に得た学びや反省を生かして、三学期もさらなる進化に向けて歩み出していきます。

4年3組からのトピック


ようこそ!043マジックの世界へ

1学期末に総合テーマが「マジック」に決まり、夏休みの間も自由に研究・練習をしていました。それぞれ楽しみながらマジックの技を身に付け、動画に撮ってロイロノートに提出して共有していました。

2学期に入って総合Dayでは、保護者の方にマジックを見てもらいました。トランプ等のマジックを披露する「マジックショー」チームと、段ボールで作った大道具を使って「人体切断マジック」を見せるチーム、研究中の姿を見てもらう「練習・準備」チームの3つで、それぞれに感想やアドバイスをもらいました。初めて観客の前で披露する体験をして、緊張したり興奮をしたり・・・ワクワク・ドキドキの連続でした。

次に、カリタス幼稚園のホールで、150名以上の園児さんを招待してマジックショーを開催しました。今回は、3名の司会者が進行する本格的なマジックショーです。前半は舞台を使って、「1・帽子マジック」「2・浮くマジック」「3・瞬間移動マジック」「4・入れ替わりマジック」のステージマジックを披露しました。後半は、「トランプマジックA/B/C/D」「輪ゴムマジック」「科学マジック」「輪ゴムマジック」の7つのブースに分かれて、テーブルマジックを展開しました。かわいい園児さんたちに楽しんでもらえるように、ゆっくりと、わかりやすく、丁寧に話しかけるように努力する姿が見られました。

そして、クリスマス会で、マジックが得意な卒業生Tくんをゲスト・ティーチャーに招き、再びマジックショーを行いました。プログラムは「1・Tくんにマジックを披露してもらう」「2・マジックの歴史」「3・帽子マジック」「4・コインマジック」「5・トランプマジックA」「6・ロープマジック」「7・UNOマジック」「8・ティッシュマジックA」「9・トランプマジックB」「10・ティッシュマジックB」「11・輪ゴムマジック」「12・入れ替わりマジック」「13・トランプマジックC」「14・科学マジック」。先輩の素晴らしい技を見て学び、一つ一つのマジックにコメントをもらって、ますます改良していく意欲が湧いてきました。2月の学習発表会に向けて更に技術を磨き、最高のマジックショーを開催できるように精進していきます。

4年2組からのトピック


(仮)劇

1学期の話し合いで、総合で「劇」に取り組むことによって育まれる力について話し合っていました。その中で①身体能力があがる②コミュニケーション能力があがる③舞台に出たくない人は裏方さんとして大活躍できるという3つの点を挙げていました。そして育まれた力を生かして、オリジナル脚本で劇を演じたいという願いもありました。そこでこれらの目標達成を目指して、2学期は活動を進めていくことにしました。

まず1学期に川崎市のアートセンターの方々と一緒に学んだことを生かして、シアターゲームを取り入れたアクティビティーにも取り組み、コミュニケーション力や表現力を磨いていきました。『おおきなかぶ』の寸劇や『グループジェスチャー』です。回を重ねるごとにのびのびと表現することができました。また、オリジナル脚本作りではクラス全員でアイデアを持ち寄り、そこから描きたいイメージを広げ、なんと10本もの台本の筋のアイデアが出ました。その後台本の筋を考え、オリジナル台本の筋が出来上がりました。そしてクラスを6グループに分けて、担当場面や場所を決めました。ここからは、グループの力が生きていきます。それぞれのアイデアが合わさって、オリジナルの物語は完成します。休み前にそれぞれのグループに分かれて話し合い、練習が始まったグループや冬休み中にできることを考えたチームもあります。

そうです、冬休みの間にも活動の準備はコツコツ進んでいます。その動きがはっきり見えるのは、冬休み明け。今から楽しみです。

4年1組からのトピック


041シアター~みんなを物語の世界へ~

1学期に班ごとに演じた「どこへ行こうか」の寸劇を見て、一人一人が各班にアドバイスを送りました。その共通点から、劇をするに当たって気をつけることをまとめました。特に台詞を大きくはっきり発するためにはどうしたらよいかを考えました。たくさんの人が発声練習や滑舌をよくするために北原白秋の「五十音の歌」を読むと良いと言い出しました。ちょうど、国語の先生から授業で大きく、ハッキリ、テンポ良く音読する方法を教えてもらいました。

10月の総合Dayでは、「びっくり」を表現する寸劇を2人組で考え、発表会を行いました。ほんの1分程度の物でしたが、その場面の背景まで分かるような台詞回しと動きに保護者も楽しそうでした。保護者からは、「思わず引き込まれた」「声が大きくて良かった」等のうれしい感想をもらいました。先の保護者からの感想から「お客さんをワクワクさせたい」という願いをもとに、みんなでよりよい言葉を探しながら話し合いをして「041シアター~みんなを物語の世界へ~」というテーマ名に決定しました。

さらに「どんな作品を演じるのか」を決めることにしました。既存の物語から選ぶことにしました。その時に大切にしたのが「主題」です。起承転結がわかりやすく、さらに伝えたい「主題」をもとに物語を選んでいきました。いくつかの候補がありましたが、最後に残ったのは「本能寺の変」「ひきょうなこうもり」「おかの上のカステラやさん」の3つです。主題・起承転結を何度も確認し、話し合いを重ねてもなかなか一つにはまとまりそうもありません。仕方ないので、やりたい人がクライマックスを演じて発表することにしました。とても楽しそうでしたが、そこで2学期は終了。3学期に向けて各物語でそれぞれ台本を作ってくることにしました。

3学期からはいよいよ具体的な作品作りが始まります。

3年3組からのトピック


みがいて光れ どろだんご

2学期の活動は「どろだんご計画」から始めました。地域で行われる「ふれあいフェスティバル」に参加し、どろだんごを売り、売り上げを募金したいという子どもたち。「でも、そのためにはもっと上手に作れないとダメだね」というある子の発言で「もっと練習しなくては」という気持ちを皆が持ち始めました。一日どっぶりどろだんごを作る「どろだんごデー」を週1回設定し、まずは成形の技術を上げること、成形できるようになったらさら粉をしっかり付けて研くことを、繰り返し行いました。どろだんごの土にもこだわり、以前は教室の前の竹やぶの土を使っていました。ですが建設工事のため柵ができ、子どもたちは竹やぶに入ることができなくなりました。事前に採取していた土の残りはあと少し。今後はどこから土を集めるか、子どもたちの考えを聞いてみると「土は、またもらえばいいんだよ。教室の窓から工事のおじさんが見えるから」「あ、今来た来た!」と思ったら突然「すみません」と大声で皆が叫び始めました。「土、くださーい」という子どもたちの合唱に、工事の方も立ち止まり、その後バケツにたくさんの土を入れて下さいました。(その後も土をもらい続けました)「先生、早くこの土でどろだんごを作りたい」と嬉しさを爆発させる子どもたちでした。

並行して、子どもたちのおじいさん、おばあさんの中で、田んぼを所有している方が、土を届けて下さるようになりました。子どもたちが「田んぼの土はどろだんご作りに適している」と1学期に調べていたからです。地域のJAの方にも総合について説明し、農家さんを紹介して欲しいと依頼しましたが、こちらは残念ながら叶いませんでした。ですが、交流している下布田小学校には田んぼがあると伺ったので、「泥団子を作るための土が欲しい」とお願いすると快諾して下さり、11月に土を採取させてもらいました。多数の土が集まり、成形の技術も向上した子どもたちが、「土」「研く物」「どろだんごを寝かせる時間」「さら粉をかける回数」などそれぞれにこだわりを持って泥団子に向き合う姿を、公開研究会で見ていただきました。12月は、土を頂いた方々にお礼状を書き、いただいた陶芸粘土でどろだんごを入れる器を作りました。冬休み中に焼き、1月に色つけ、釉薬、2度焼きと器の完成を目指します。

3年2組からのトピック


オリジナルげき団「リナ&姉妹たちのお宝合戦」

夏休み中も総合のことを考え、オリジナルの台本を作ってきた子どもたち。「せっかく作ってきてくれたから全部やってあげたい!」という声から、2学期は、6つのグループに分かれてその台本を演じるところからスタートしました。総合Dayでは練習したそれぞれの劇をお父さんお母さんに発表し、アドバイスもお褒めの言葉ももらうことができました。

10月に入り、総合Dayでもらった意見も参考に、最終的に学習発表会で演じる劇「リナ&姉妹たちのお宝合戦」が決まりました。ただ、そこからもやることは盛りだくさん。あらすじや登場人物の性格をみんなで考えたり、台本を作ったり、役決めをしたり、忙しい毎日の中で、みんなで進めていきました。役決めではオーディションも行い、残念ながら希望する役になれず涙を流している子もいましたが、慰め合ったり、選ばれた子が「選ばれなかった子の分までがんばらないといけない」と決意を固めていたりと、大切な時間を過ごすことができました。

11月になり、台本も役も決まり、いざ練習が本格的に始まりました。空いている日は体育館も使いながら、自分たちで練習を進めていきました。ただ、その中で、「練習がなかなか始まらない」「アドバイスをしっかりと聞いてくれない」など問題も子どもたちの中で起きていました。そんな中、総合リーダーから「もめてしまうことがあるから、みんなで改めて練習の進め方を考えたい」との要望があり、考える時間も作りました。話し合いの中で、最後には、「見る人もやる人も笑顔になるげきを作る」という目標のために、クラスみんなで協力してがんばろうと気持ちを新たに持つことができました。

3学期になると、幼稚園への発表、他のクラスへの発表、最後には学習発表会での発表と続いていく予定です。3学期、子どもたちが「見る人もやる人も笑顔になるげきを作る」という目標に向かってどのようながんばりを見せてくれるのか楽しみです。

3年1組からのトピック


かがやけ夜空の阿波おどり

~「ご縁」と「感謝」の阿波おどり~
『湘南なぎさ連』の皆さんが来校されたのは、9月9日(土)学校説明会の日でした。体育館で鳴り響くお囃子の音色と迫力満天の阿波踊り…。「本物」を目撃した後は、「私たちも踊りたい」!手足の動き、うちわの動かし方、掛け声の合わせ方…踊りのいろはを教えていただきました。実際の連の方にこんなにも近くで教えていただけるなんて、なんて贅沢な時間だったことでしょう。

・これからどうしていく?
そんなとき、こんなお知らせが届きます。「12月10日に、遊行寺っていうお寺で阿波おどりを踊れることになったよ」
以前、出演が叶わなかったことがあり、それを見兼ねたのか、連長さんをはじめとしたなぎさ連の方がおそらく開催までこぎつけてくださったのだと思います。そのお気持ち、優しさに心より感謝しながらの再スタートです。

「本番、何着る?」「体操服?」「それはちょっとやだなぁ…」「はっぴ作りたくない?」「ズボンはどうする?」「踊りも練習しなきゃね」「うちわは…?」「連の名前も決めないと」「連の色も決めなきゃいけないんだよ」「考えなきゃ」
やることの多さに圧倒されながらも、日々は待ってくれません。踊りの時間が充分とれないために迷いましたが、「自分たちで作る」難しい道を選ぶことにしました。

はっぴや手ぬぐいは、たまねぎの皮で染めることに。そしてその布は、保護者の方に手伝っていただきながらミシンで縫い合わせていきます。うちわは自宅で眠るうちわをかき集め、骨組みにし、和紙を貼り合わせました。
たまねぎの皮は、近くのスーパーで集めたり、とある児童は千葉の加工工場まで取りに行ったり。それでも足りず直前には全校の皆さんにお願いして集めていただいたり、当日煮出して重くなった大量のたまねぎの皮を保護者の方に処理していただいたり…。はっぴづくりでは、布の裁断や縫い合わせ方法決めを、保護者の方にだいぶ教えていただいたり、ミシンの縫い合わせに協力していただいたり…。踊りの見本やお囃子の音源をなぎさ連の方にいただいたり…。各方面からご協力をいただいて、辿り着くことができました。
もちろん子どもたちも、全校の方にたまねぎ集めのチラシを作って伝えたり、布の種類を話し合って吟味したり、なぎさ連の方にお願い動画を送ったり。そして、染め物やミシンかけ本番の活動…最後の一週間と少しで踊りの練習………できる限りのことをやってきました。

そして迎えた12月10日…お天気に恵まれ、大切な人たちに囲まれ、幸せな一日を過ごすことができました。詳細は、小学校ブログInstagramに譲ります。子どもたちの表情がその全てを物語っています。

「もっとプロみたいに踊りたい。」
本物に出会って生まれた願い。『カリタス夜空連』の演舞は続いていきます。
『踊りは~!カリタス~夜空の~踊りだ~!ヤットサー!ヤットヤット!』