映画制作~思っているだけでは始まらない~
3学期は、「世界平和計画」と「予告編」の撮影の続きから始めました。監督は、撮影が効率的に進められるよう細かな撮影スケジュールを立て、助監督は監督や俳優をサポートし撮影が順調に進むように努めました。衣装担当は何日分もの俳優の衣装を管理し、美術担当は小道具を作ったり借りる物の手配をしたりしました。俳優は役のキャラクターを把握し、マスクをしていても表情が伝わるように演じる工夫をしました。カメラマンは、画面がぶれないように脇をしめて撮影しました。音声担当はカメラに映らないように気を付けながら俳優の声を録音しました。音楽担当は主題歌作りに挑戦し、映画の内容にぴったり合った曲を作りました。最後に、編集担当が、映像・音声・音楽といった皆の力を一つにつなげました。予告編は、物語の全ては映像にしませんが、物語の内容をよく考えて、続きを見てみたくなるような予告作りに励みました。
3学期は時々オンライン授業になる日があり思うように撮影や編集が進みませんでしたが、「焦らず良い作品を作りたい」という思いを持ち、丁寧に仕上げました。メイキング動画も作り、自分たちの映画制作の過程も知っていただけるようにしました。
3月、ようやく映画が完成し、いろいろな方に見ていただくことができました。まずは、ペアの1年生に見てもらいました。1年生に映画の内容が伝わり喜びました。
次に、シナリオセンターさんの「こども動画祭」に参加させていただきました。他校のみなさんが作った動画を見て刺激をもらいました。また、映画の感想をいただけて励みになりました。
最後に、学年の保護者の方を招待する「総合デー」を作り、学年の総合を発表しました。学年みんなで作品を見合うことができた上、大きな拍手とたくさんの感想をいただき、子どもたちは達成感を味わっていました。
クラスのみんなの力を合わせて作った映画は、子どもたちの自信作です!