6年3組からのトピック


ダブルダッチ~思いをつなぐ縄~

3学期は、各チームの担当の人が冬休みに土台を作ってきた演技構成を基に、みんなで実際にやってみながらパフォーマンスを考えるところから始まりました。その中で、2学期に少人数のチームで選曲やパフォーマンス構成をして発表会をした経験がとてもいかされていました。

みんなの目指すところは2月後半の学習発表会。その前に2月1日に全校授業研究会で先生方が見守る中、お互いのチームのパフォーマンスを見合う機会がありました。その後にお互いに出し合った改善点から、「跳んでいない人がふらふらしている」「技を決めたあとにポーズをとるといい」「もっと声をかけ合ってタイミングをとるといい」など自分たちでは気づかなかった細かなところまで意識して演技構成を練り直すことができました。

2月8日はLFITのフランス人の子どもたちとダブルダッチを通して交流し、スポーツは世界共通で楽しめることを体験しました。学習発表会では、私たちの4チームの演技が「学校の友情物語」としてのストーリーでつながっていることを説明してパフォーマンスしました。「対立→孤独→和解→多様な個性の認め合い」という各場面をそれぞれ担当したチームがしっかり表現できていました。何よりこれまで力を合わせてやってきたすべてのチームが最高のパフォーマンスをすることができ、ともに喜び合う姿ありました。

3月。最後に学外にも披露したいという願いを叶えるため、幼稚園児にパフォーマンスを見ていただきました。小さい子たちが素直に喜んでくれる姿を見て、自分たちが一生懸命にやってきたことを通して人を笑顔にする喜びを感じました。

6年2組からのトピック


縄文LIFE復活プロジェクト

3学期は、火起こしと土器作り、そして火起こし用の紐編みと、三つの作業を分担して進めて行きました。

2月に入っても火は起きず、土器作りでは、粘土の固さを水分量によって調節することや、砂を混ぜて粘りと出すことが難しく、苦戦しました。また、紐編みでは長くて強い紐を編むために素材や編み方を研究しました。

学習発表会を終えて、残り時間が少なくなったところで2組の縄文LIFEの着地点を確認しました。子どもたちには、それぞれ自分たちが没頭してきた活動に、自分たちなりの区切りをつけたいという思いがありました。そのため、クラスで同じ活動はできなくても、それぞれが自分の縄文LIFEの着地点を目指して活動することになりました。

編んだ紐で縄目をつけた土器を作りあげ、いよいよ総合も終わりだという3月10日、初めて062縄文村に火が起こりました。子どもの力だけで、火がついたのです。14日には、子どもたちが尊敬している週末縄文人さんとの縄文人交流会をもつことができ、私たちのあゆみの発表をすることができました。また、念願だった一緒に火を起こすことも実現し、6年2組の縄文LIFEは完結をむかえました。

6年1組からのトピック


061 宇宙研究隊

3学期になると、子ども達の中で残りの時間が少なくなってきていることを意識し始めます。2月に受験を控えた子どももいます。全員で揃って取り組める時間はほんとうにそんなにないんです。でも、そこは6年生。係の子が中心になって、どのくらい時間が確保できるかを数え、「今日はこういう作業を」「次回はこちらを」「いつまでにこれを」などの声掛けをしながら進みました。

1月のスタートには、民間の宇宙旅行者の日本人第一号となるはずだった稲波紀明さんから、オンラインでお話を聞く機会に恵まれました。応募から既に18年という月日が経っていますが、その夢に向かって準備されている稲波さん。子ども達に宇宙の魅力や準備の様子をお話ししてくださり、最後には「夢をあきらめないで」とメッセージをくださいました。子ども達のこれからの生き方によい刺激になったのではないでしょうか。

その他、日常の活動の内容は、やはり2月末に迎える「学習発表会」に向けてのものが中心。1学期後半から継続しているグループによる研究(6つのテーマ)と個々に記録更新に挑戦しているペットボトルロケットづくりです。

グループ毎の研究は、それまでどんな研究をしてきたのかを伝えるために、紙にまとめてみたり、小冊子のようにしてみたり、模型にしてみたり…と自分たちなりに考え、取り組みました。対面での発表会でも、オンラインでの発表でも、どちらにも対応しやすいように考えます。グループによっての内容、そしてメンバー構成によってまとめ方に工夫が見られました。

もう1つのロケットづくりは、グループの準備の進捗状況を見ながら取り組みました。手が空いたら個人で作業という感じで、作って、飛ばしてと試行錯誤をしました。飛ばすには気象条件も左右されます。このあたり、本当のロケットの打ち上げが条件によって中止されたり、延期されたりということを実際にちょっとわかった気がします。

そして迎えた学習発表会。3年ぶりの対面での発表は、お客様の反応を肌で感じながらの発表で、子ども達にとって貴重な体験でした。久しぶりなので、なかなか自分からは声を掛けずらい子どももいましたが、さすが6年生。多くの子ども達が、自分から声を掛け、お客様に自分たちの積極的にあゆみを伝えている姿に、成長した頼もしさを感じました。

学習発表会を終えてからは、個々で取り組んでいたロケットづくり、ロケット飛ばしを楽しみました。最初から50m近い記録を出していたロケットがあり、それに追いつけ、追い越せとみんな頑張ります。そのロケットは飛行姿勢がとても安定しています。どうしたらよいのか…。試行錯誤する中で「ヘッド部分に少し重みをつけたら」という点に気づきます。ヘッド部分に小石を詰めて飛ばすと、確かに飛行姿勢は安定(詰めすぎもダメですが)。記録も最長60m近くまで伸びたロケットがありました。

と、そんな発見ができて、「さあ次には…」と意欲が高まったところでタイムアップ。卒業を迎え、みんなが小学校から飛び立っていきました。

5年3組からのトピック


劇団流星群

1月、黒姫の宿泊活動から帰ってきた私たちは焦りを感じ始めました。学習発表会まであと三週間ほどだというのに、音楽や効果音、天使の羽や岩などの大道具もできていませんでした。総合リーダーの子たちも、もう少し作業のペースをあげないといけないと思い始めていました。

学習発表会まで残り二週間。どうにか音楽や効果音を劇に取り入れることができました。校長先生や教頭先生たちに劇を観てもらう機会があり、アドバイスをもらいました。「聞こえにくいところが早口になっている」「速いテンポで言われると全然分からない。もっとゆっくりはっきり言わないと・・・テレビと劇は声の出し方が違う」自分たちだけでは気がつかないことも細かくアドバイスを頂きました。その日から、台詞を言うテンポや間を意識するようになり、演技もぐんと良くなりました。

学習発表会の日。子どもたちはやや緊張しつつもたくさんの観客の前で劇をすることに、興奮と喜びを感じていました。今まで練習してきた成果を精一杯表現しようと舞台に上がったのです。二つのグループとも無事発表を終えることができました。

3月、活動の締めくくりに隣接している幼稚園で劇を行い、幼稚園生全員に観てもらいました。幼稚園生の笑い声や「楽しかった」という感想に子どもたちは達成感を得ることができました。

5年2組からのトピック


052の迷路

2学期最後の制作では、自分たちが作りたい迷路のイメージを確認してから制作を始めました。この経験を通してグループで迷路のイメージを共有することによって、円滑に制作を進めることができるとわかったようです。

最後の制作は1月の中旬から始まりました。今回は全部で8グループ。今までの迷路に改良を加え進化させるグループ、大型迷路制作から小型迷路に変わったグループ、新しいコンセプトに挑戦するグループなどです。どのグループも学習発表会までに完成させて、多くのお客さんに体験してほしいと考えていました。オンライン授業で実際に制作する時間が減り、自分たちで残り時間を考え、休み時間も使って迷路作りを進めました。大型迷路は展示スペースの関係で、いつもの迷路の半分の広さで作ることになりました。迷路の道と面白ポイントを盛り込み、他のグループの友だちも手伝って無事完成させました。

学習発表会当日、あゆみの話を聞いた後、小型迷路と大型迷路を体験してもらうことにしました。小型迷路も大型迷路も大盛況。みんなが本気で楽しんでくれたので、途中で補修をしながら進めていきました。

学習発表会後は、それぞれの迷路の遊び方の説明カード・動画を作り、それを見ながらクラスで最後の体験会をしました。

5年1組からのトピック


星の映画館

3学期は投影機の完成を目指して頑張りました。星の明るさによって、穴の大きさを変えたり、ライトを固定する台を作ったり、完成まで長い道のりでした。ちょっとした穴の大きさ、ライトの位置で映り方が全く違ってきます。細かいところまで調整しながらの作業でした。また、ライトを中に置くのではなく、外からの自然光を光源とするアイディアで完成させた班もありました。

台が完成した後は、プラネタリウムを上映する暗室づくりに取り組みました。アウトドア用テントを活用する班、掲示板を活用する班、園芸用の支柱を活用する班とそれぞれのアイディアで作り上げました。

学習発表会では、苦労して作ったプラネタリウムを鑑賞していただいたり、作るまでのあゆみを聞いていただいたりしました。たくさんの方に直接説明できたことはとてもうれしかったようです。

4年3組からのトピック


自然にやさしい木のものづくり

2学期、みんなはどんな作品を作ったのかなぁ?
作品の鑑賞会をして、想像と期待を膨らませてから、3学期の活動に入っていきます。

何を作ろう-。考え始めた矢先、こんな意見が出てきます。
「作ったけど、そのままでいいのかな?それで終わりじゃ深められない気もします。その作品をどうする?って考えてもいいと思うんです。」
「お父さんと話してたんだけど、作ってばかりで使っていなくて、SDGsにならないんじゃないかと思って…。」
「切り出した木くずなどポイっとしていて、ごみをより多く出すのを手伝っているというか…。」
じっくり話し合って出てきた結論は、『使いたいと思えるものを作ろう』ということでした。

その後も作品づくりを続ける中で、こんな声が挙がります。
「今の満足感は70%。なぜかというと、みんなひとつ作り終えたら次、次という風に作っちゃってるので、一つを最大限まで極めて、達成感を感じた方がいいと思います。」
友だちと、そして、学習参加の保護者の方と、無我夢中に作品づくりに没頭する中でも、『何のために作っているのか』をしっかりと見つめ、よりよいものを求めて批判的な思考も忘れません。一人の呟きや考えが、クラス全体に広がっていくのが、総合のよいところでしょう。

3月には、お皿やサイコロカレンダーなどの実用的なもの、本だなや椅子などの大きなものまで、『使いたい!』と思える多様な“木のものたち”が生まれていきました。

一年の学びを伝える2月の学習発表会を振り返ると…。
子どもたちは、2学期に校外学習で訪れた小田原を思い出し、『森の中の雰囲気を出したい』と、教室を薄暗くする中に光を差し込ませました。加えて、『やっぱり木を飾りたい』と、教室の中心に大きな枝をまるで大木のようにどんと立たせ、37名の仲間の顔を飾りました。3組の子たちは、自分の作品やクラスのあゆみはもちろん、友だちの作品までも簡単に紹介して“私たちのあゆみ”をお客さんに伝えていったのです。

「木」と歩んだ一年間―。
37名だけでなく、多くの方に支えられて「みんな」で歩んだ一年間―。
「木」と「人」のぬくもりとともに、心に刻まれていったことと思います。

4年2組からのトピック


みんなでハッピー!!042シアター

3グループに分かれて撮影していた映画がほぼ完成。あとは編集を残すのみとなりました。1月は宿泊活動に向けての準備があり、宿泊後慌ただしく動き出したものの、ほとんど総合の時間を取ることができませんでした。2月の早い段階から「学習発表会」を意識して活動を進め、3作品のタイトルも正式に決定しました。「Iam Disney character」「ディズニーの世界へ」「夜の学校」です。完成したチームの作品を全員で観て、改善点や良かった点を出し合いたかったのですが、発表会2日前に完成というチームもありました。どのチームも、本編だけでなく予告編を作りました。「映画泥棒」も取り入れました。学習発表会に向けて「教室中を映画館のようにしたい」とあちこちに映画に関する巨大ポスターを貼りました。iPadで制作しました。パンフレットも配布できるよう、あらすじと絵の担当者を決めて、今まで作った映画11作品全てを紹介しました。

発表会は久しぶりの対面式でした。最初は緊張していた子どもたちも「もっと紹介したい」と積極的に来校者に話しかけていました。映画も上映し、たくさんの方に観ていただき感想も頂きました。学習発表会後、その感想と他のグループからのアドバイスを受け、改善点を見つけ出し、「より良い作品作り」を目指すために動き始めました。例えば「Iam」チームは「内容が伝わりにくい」という意見を受け、役者の衣装を統一したり、悪役をもっと目立たせたり、ナレーションで状況説明を取り入れるなどの工夫に努めました。3月の中旬まで改善のための編集を続け、最後に皆で鑑賞し、1年間の総合の振り返りをして活動を終えました。

撮影中は喧嘩が絶えませんでしたが、そのことも発表会では正直に話し、「伝え合うことで絆が深まった」と子どもたちは話していました。2年前から希望していた表現活動に携わることができ、マスクをしつつも皆で協力して一つの作品作りに取り組むことができました。昨年度の交流活動に引き続き「今年も人を笑顔にすることのできる総合ができた」と喜ぶ子どもの姿が印象的でした。

4年1組からのトピック


041の小さな世界

学習発表会までは、班ごとの作業となりました。

○教室班・・・窓、教師用棚、電子黒板、そうじロッカーを1~2名で分担して制作しました。そうじロッカーは、中のそうじ用具も実物の1/10です。

○机班・・・引き出し部分を工作用紙で作ることが決まると、その展開図を考えました。のりしろも必要なことに気づき、大量生産できる型紙が完成しました。その後2学期に作った紙製の綿棒を切ったものを脚にし、流れ作業であっという間に36個の机を完成させました。
その後は、前から作りたかったお道具箱を、ちゃんと机にはまるように一人に2つずつ作りました。さらには全員分名前をつけてあげました。

○教卓班・・・机班から派生した教卓班のメンバーは二人でしたが、「先生の机を再現したい」と細かなところまで測り取りました。そして本棚や本はもちろん、PCやiPad、えんぴつ立てに至るまで丁寧に細かく仕上げました。学習発表会後はそのこだわりに拍車がかかり、全員分のファイルボックスまで作り上げました。

○ロッカー班・・・2枚を重ねて厚みを出すので全部で144枚の横板を協力して切り取りました。そして小さな工作用紙をL字に折って縦板に貼り付けることにしました。ボンドが乾くまで、洗濯ばさみで挟むといいよ、と担任からアドバイスを受けると作業もあっと言う間に進みました。

○白いかご班・・・仕上がった白いかごの中に入れる体操着袋と聖書を人数分作り始めました。1/10サイズにすると本当に指先にちょこんと乗っかる小ささです。聖書は小さい上に厚さもあります。Mさんは、直方体作りの経験から角ののりしろを45°に切り取って内側に曲げ、聖書のページを箱型にする方法に気づきました。

○ランドセル班・・・進んで人手の足りない班に助っ人にいきました。いつもとは違う作業がとても目新しく新鮮だったようです

学習発表会の前日、ようやく全ての作品を教室に設置しました。思わず「おお~っ」という歓声が上がりました。自分たちの作品だけでは、全く全体像が見えていなかったのですが、ようやく全員の作品としてまとまると、見事な作品になりました。

学習発表会当日も、誰一人としてあゆみの説明を嫌がる子はいませんでした。自分たちの失敗やそこからの工夫を、原稿なしで話す姿がとても堂々としていました。

3年3組からのトピック


めざせ!多摩川みたいなビオトープ

2学期は、アンダーライナーを敷き、その上に防水シートを敷いて終わりました。でも3学期に入ってから防水シートが破けないために防水シートの上にまたアンダーライナーを敷くことにしました。(アンダーライナーとは、石や木の根で防水シートが破けないようにするためのマットです。)

それから、せきの高さが低すぎて、上から水が普通にため池から流れ出ていたので土嚢を置いてせきの高さを高くして水が上からたくさん出ないようにしました。

魚の子の餌のことも調べました。そして魚の子のほとんどは、プランクトンという生物をたべることがわかりました。2年生が多摩川探検に行った時に、多摩川の小川の水をとってきてもらいました。その水を顕微鏡で調べたら、プランクトンらしい物を見つけました。その微生物を調べました。そしたら1つは、珪藻という意見がたくさん出ました。2つ目は、ミドリムシやゾウリムシといった意見が出ています。別の日にも調べたら、プランクトンらしい生物がうっすらと見えました。その生物はなにかわかりませんでした。でも多摩川の水には、魚の子が食べるえさがたくさんあることがわかりました。

多摩川に生き物を探しに行って、ドジョウやヌマエビ、タモロコの仲間などの魚や水草、そして微生物がビオトープに入るように、川底の土や砂を持ち帰りました。

多摩川から帰って、生き物をビオトープに入れて、「多摩川みたいなビオトープ」が完成しました。学校のみんながビオトープを大好きになって、大切にしてくれたら嬉しいです。